09/01/19 23:33:03 RG9b2fUS
NHKの啓蒙番組「女と男」の中で、ジェニファー女史が「y染色体は退化し、
やがて男は消滅する」と言う内容を嬉々として説明しておられた。
女史によると、y染色体は機能しない遺伝子が多くあり不安定な為、突然変異
が起きれば消えても不思議は無いそうである。
さて、
遺伝子のエラーや突然変異、塩基配列の水平移動など、様々な事象から遺伝子
が手に入れた情報は、一見すると機能しない偽遺伝子、ジャンク遺伝子となる。
しかし、それらの情報は進化の大きな要因となる為、修復によってリセットされてしまうと
安定と引き換えに進化は大きく滞ってしまう。
その為にx染色体はy染色体へ進化を遂げたのであろうな。
そして、進化は運や偶然では説明のつか無い要素も含んでいる。オーストラリア
大陸の適応放散「遠く離れた接点の無いはずの生物が結果的に、似たような形態へ
進化する。」や定向性「方向性を持った進化」など、科学では解明出来ない部分
が多いのである。
この様にして、環境変化を堪え抜き長年受け継がれて来た遺伝子が・自然的環境の変化に追いつけなくなり
絶滅する・のなら分かる、が、
遺伝子が・自然的環境とは無関係に退化して、勝手に自滅する・という論理は
到底理解出来ない結果論である。
これは還元主義の立場に立ち、「遺伝子」を自動車の部品の如く認識し
円周率の様に普遍的で、石ころの様に変化が無いと思い込んでいる為に起こる
錯覚であろう。
生物は進化するという大前提が欠けているのである。
「種は変わるべくして変わる」のである。男性が主体となるのである。
この様に捕らえ処の無い分野に科学が入ると、大義名分や時代背景、
研究者の私情によって結果を都合よく歪められ便宜的な理由付けをされる
危険性があるのだ。 困ったものである、、、