08/12/11 13:34:56 4T/xAd4x
男女は、同権ではない。
女性の方が、上なのだ。
いくら社会学的にそうではないといっても、
より上位のフレームである生物学的にそうなっているんだからしかたがない。
ボーボワール(Simone de Beauvoir)は女性を第二の性といったが、
彼女は生物学を知らなかった。
今では我々は「男に生まれるのではなく、男になるのだ」というのを知っている。
染色体がXYになっているだけでは充分ではなく、
Y染色体(上のSRY遺伝子)が発現しないと男にならないのだ。
実際男になりそこねる例というのは、女になり損ねる例より遥かに多い。
性同一性障害でも、「誤って男の魂が女の体に宿った」という例は驚くほど少なく、
ほとんどがその逆である。
女がデフォルトで、男はそこから「精製」される。
だから男の場合、「なり損ない」も結構でる。
ここではあくまで生物学的な話なのでその点はご留意を。
「ヒトのデフォルトの性はメスで、Y染色体上のSRY遺伝子の発現することによりオスになる」。
そう。縦糸の強さと横糸の弱さはここでも顕著である。
確かに「♀がデフォルトで♂はカスタム」というところまでは、
「切れようのない事実」であるが、それは即「男はできそこない」であることを意味しない。
むしろアリマキの♂と比べて、ヒトを含めたほ乳類の♂の「フルセットぶり」、
すなわち男女差が少ないどころか♂の方が大きな体を持ち、
そして有性生殖でしか繁殖できないことの方が私には不思議でもある。