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>「日本国籍」夢見るジャピーノ 日比国際児(朝日新聞06.22)
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>セブ島北部に住む男性は２月に20歳になった。届け出による国籍取得は20歳未満が条件。
>「日本人になれないのは残念」と肩を落とす。
> 70歳代の日本人の父は学費の仕送りには応じたが、認知は拒否。支援団体によると、
>日本人の妻との間には子がなく、相続を恐れている節があるという。フィリピン人の
>母の月収は約６千円。父の送金がなければ大学で勉強を続けることができないため、
>認知を強く求められないまま20歳になった。父をうらむ気持ちはない。「父に会えたら、ありがとうと言いたい」
>日本国籍を求める「ジャピーノ」の正確な人数は不明だが、支援する「新日系人ネットワーク」の
>岡昭理事長は「経験的に積み上げると、４、５満人はいる」。
>経済格差から日本での就労希望が強く、今後、国籍の集団申請も予想される。
>だが、判決を受けた法改正がどのように進むかは不透明だ。フィリピンでは「日本在住」や
>「日本で出生」といった条件が設けられるのではないかとの懸念がある。国籍を取得できても、
>日本語や生活への適応も課題。フィリピンに住む日本人が報酬と引き換えに虚偽の認知をしたり、
>悪質な就労あっせん業者が日本国籍を持つ母子を狙ったりする恐れも指摘されている。
>国籍法違憲判決
>結婚していない日本人の父とフィリピン人の母から生まれた子10人が日本国籍の確認を求めた訴訟で、
>最高裁は今月４日、全員に日本国籍を認めた。生まれた後に父が認知した場合でも、
>父母が結婚しなければ国籍を得られないと定める現行の国籍法は憲法違反と判断した。