08/07/21 00:11:06 Zt4uDBFd
「男児の産児制限を」
那智 文江(保育園園長 59歳 東京都)
レーガン政権時代のアメリカで教育長官を務めたウィリアム・
ベネット氏が、ラジオ番組で「この国の黒人の赤ん坊を全て中絶
すれば、犯罪率は下がるだろう」と発言し、物議を醸していると
いう。元政治家のものとも思えぬ、途方も無く馬鹿げた人種差別
的発言だと思う。
ところで、我が国で逮捕された犯罪者の9割は男性であるとの
統計結果を見たことがある。日本以外の各国でも、調査をすれば
ほぼこれに近い数値が出てくるだろう。ここから導き出せる結論
は、犯罪率は人種ではなく性差の問題だということだ。
その意味でも、ベネット氏の今回の発言は的外れである。それ
なら寧ろ、「男の胎児を中絶すれば犯罪率が下がる」と言うべき
であったし、それならば差別発言であるとの批判を受けることも
無かっただろう。
公共の交通機関で黒人を排除すれば差別になるが、男性を排除
しても差別とはならないように、人種差別と性的差別の問題とは
根本的に異なるものであり、それを同列に論じるのはナンセンス
というものだ。
誤解の無いように付け加えておくが、私としても、男の胎児を
全て中絶するべきと主張するつもりは無い。種の存続の観点から
も、どの世代でも一定数の男性の存在は必要であろう。
だが、犯罪率を抑止し社会の秩序と安寧を保つためにも、ある
程度の男児への産児制限は有効な手段であり、昨今の環境と社会
情勢の悪化を鑑みるなら、いまやそれは避けられない道であると
私は信じる。