09/04/23 06:45:33 nJvE8+1E
めちゃくちゃ厳しいけど優しい親父と、俺に怒った事がない母親に育てられた。
自分が不細工だなって自覚は中学くらいには、もうしっかり持ってた。
その頃から、どうせ女と話してもきもがられるから、可能なかぎり女と会話しな
いように生きてきた。そんな俺もちょっとだけ勉強できたから、そこそこの大学に
入れた。親父も母親もすげー喜んでくれて、俺も大学に入って何か変わるだろう
って甘い期待持ってた。親父は大学名にのっかってくる変な女にひっかかるなよ、
って笑いながら言ってた。まだ甘かったんだろうな、そんなの俺には全く関係ない
のに注意しようって思ってた。当然のごとく大学に入っても何も変わらず、男の親し
い友人と会話中に、女がくると俺は空気化してた。友人はいいやつで色々話ふって
くれるし、最初の頃は俺も色々努力したけど、はっきりいって、俺の話なんか女は聞
いてないんだよね。だからそういう状況になったら、じゃあ先行ってるって言って逃げ
てた。そうすると、友人が大抵すぐ追いかけてきてくれて、あいつあんま好きじゃない
よな、ごめん、って俺に謝ったりしてた。友人に悪いから、みんな楽しそうに会話してる
けど、俺はいらない子っていう空気を甘んじて受けるようにした。女には「キモい」って
言われてたみたいだが、友人に恵まれてそこまで精神的ダメージは受けずに過ごせた。
色々なイベントでの、いらない子だけどいなきゃダメっていう空気以外は楽しかったと思う。