08/02/28 10:39:11 fxfbPmFW
村上龍がその著書{13歳のハローワーク}の中で下記のように語っている。
{エッチなことが好きだからと、風俗で働く、つまりからだを売るという選択肢も確
かにある。この社会には、多くの風俗の仕事がある。だが、風俗の仕事はリスクが大
きい。実際に危険なこともあるし、病気の危険もあるし、年を取るとできなくなると
いう欠点もある。だが、もっとも大きいリスクは、充実感や達成感を持つことがむず
かしいということだ。自分もなかなかやるなと思ったり、自分も捨てたものではない
と思える、それが仕事の重要なところなのだが、からだを売るというビジネスでそう
いった充実感、自身、誇り、達成感を持つことは非常にむずかしい。}と。
上記について、私には、村上がなぜ 「‘ものすごく痛く心が傷つく仕事だよ,」
と13歳の子どもたちに明言してあげないのか。
理解できない。 あえて明言すべき事柄であると私は考えている。
また、村上は{ラブ&ポップ}という小説で、援助交際をしようとしている高校生女
子を説教する男 を描いているが、
上野千鶴子から、「ズボンのチャックを開けたまま説教しているみたいだ。」「援交
オヤジども は、女子高生を見ている自分たちのカメラアイを反転させて、自分たち
自身を映し出し、見ることから始めるべきだ。」というような内容の言葉で、痛烈に
批判されている。
また、上野は、「女の子たちは、売春をすることによって自分の心がどれほど深く傷
つき、その傷が一生完全には治らない。ということを知らずに売春をしてしまって、
ひどく後悔する。 という落とし穴に落ちてしまうのではないか。」と言及してい
る。
(私は上野をずいぶんかっているが、この人の言説にも批判すべき物も多々ある。)
>>3へ続く