07/11/14 17:07:52 OOgM0Q2R
※例:中井広恵さんのつづき
特に前代未聞の瀬川晶司アマのプロ編入試験での刺客に抜擢された対局では、事前のインタビューで
「男性棋戦での対局にもやりがいを感じています。それは女流棋戦はどうでもいいと
いうことではなくて、強い人がいればやはり戦ってみたいと思うのが勝負師の性ですね。」
「以前は女流の棋力も弱かったから、男性に勝てば 評価も変わるんじゃないかと、とにかく男性に勝つ
ことを目標にやってきた」
「男性棋士とたくさん対局させてもらっているので、比較して瀬川さんとの対局
がやりにくいという感じは全くありません。普段男性棋士と対局するときと同じ気持ちで指
すつもりです。」
と、男女の違いはあれど女流棋士キャリア25年でアマの瀬川さんに負ける訳にはいかないという
自負で、女性が入れないプロ奨励会への瀬川さんの編入の野望を打ち砕くべく立ちふさがったが。
この歴史的大一番でも中井さんは九割以上の確率で勝ちを目前にしながら、奇跡の大逆転を許して
アマの瀬川さんに敗れて醜態をさらした。当時話題の対局で多くのTVカメラ、報道陣、関係者の前で
「負けました!」と最期の言葉を発した時の中井の表情の悔しそうな顔と、対局前はセットしてあった髪型
の乱れ具合が印象的だった。
彼女は男性との対局に敗れた後は自身のブログでも
「悔しいー!勝ちがあったと思うと余計に悔しいですね」とか相当悔しがっていた。
中井さんは現在も自分以外の女流棋士が男性棋士と対局する時に「どんどん男性を責めて欲しいですね」と
エールを贈り、女性が男性に勝つ時代がくると信じて精進している。