07/09/06 22:00:05 eira2Rop
>>837
あなたは「現状で結婚したがらない男女が子供を作りたくなる」のが事実婚だと考えている
のかもしれないが、それは男女で大きく事情が異なる。
おそらく、非婚女性が子供を作りたがらないのは、結婚(法律婚)したくないからというより、
妊娠・出産・育児がキャリアに及ぼす影響が大きすぎるからではないだろうか。
非婚女性の多くにとって、人生における仕事のプライオリティは高い。そこでの妊娠・出産、
そして特に就学未満の子供の育児は、キャリアには大きな障害となる。
むずかる子供に早起きを強い、オムツを換え離乳食を食べさせ着替えさせて保育園に預ける。
自宅や会社の近所の保育園はいっぱいで数年待ち、仕方なく遠い保育園に預けるため、
それまでより1時間以上早く家を出なければならない。電車の中で子供がぐずる、周囲の人の
非難の目の中で必死になだめ、やっと保育園に預けて出社。
毎日夕方になると、仕事も残っているが保育園の時間が気になる。延長保育になると子供も
かわいそうだが、その時間分お金もかかる。今が仕事の正念場という時に保育園から電話、
「お子さんが熱を出したので迎えに来てください」。はしかや風疹などは登園停止になる。
忙しいときに休日出勤すると、契約曜日外の保育で1日1万円近くかかる。
乳児期は夜泣きで寝不足になる。反抗期になると食事も保育園に行くのも何をするのも
「イヤ!」の一点張りで泣き叫ぶ。子供が寝てからようやく掃除や洗濯などの家事ができる・・・
体力的にも精神的にも金銭的にも大きく疲弊する。もちろん日々成長していく喜びは
何ものにも代え難いが、仕事・キャリアへの影響は大きい。
上記は私の友人の例で、既婚共働きだが、彼女は育児のために内示を受けた昇進をあきらめた。
身近に育児を支える人やシステムが存在しない限り、事実婚が一般的にになったとて
「子供を作りたくなる」非婚女性が増えるとはあまり思えない。