07/07/15 23:24:14 a14VcUi0
たとえば、今私が経済的には自立して、生活を営むことができている。
それは生まれてからこれまで、親をはじめとする無数の人にお世話になったり
迷惑をかけたりして育てられた、その結果なんだと思う。
生まれてすぐ自力で立ってエサを取れるような動物と違って、私たち人間は生後かなりの期間、
誰かに助けてもらわなければ生存さえできない生き物。
それが立って言葉を話し、人間関係を作り、働いて自分を養えるようになるというのは、
たくさんの人が、そうできるように助け、世話をし、教育してくれたからだ。
でも、そうやって私がお世話になり迷惑をかけた人たち全員に、その恩を返すことなんてできない。
もう会えない人や亡くなってしまった人、お礼の言葉すら言えない人がたくさんいる。
だから、社会に返すのだと思う。
自分が助けられ、世話をされたように、誰かを助けたりお世話をしたり。
もちろん今でも私はたくさんの人にお世話になっているし迷惑もかけている。
その人たちに直接返すのはもちろんだけど、それだけではとても返しきれない分、
社会に返したい。
世の中は変わるし、人に対してできることの内容も、常に変わっていく。
でも、困っている人や弱い立場にある人を助けることは、いつでも誰でもできる。
税金でそれができるならそれでもいい。
つきつめると、ものすごく普通で当たり前のことでしかないと、思っちゃうんだよね。