07/07/12 19:40:52 uuwJLCEU
国営の育児施設というと、ナチスの「命の泉 」を連想する。
私は、家族の役割を、国家が代行しはじめところに、
20世紀以降の社会の「病」があると思う。
料理は外食で、育児は公共機関で、老後は介護保険で。
これらは、本来、みな家族や隣近所が受け持っていた機能だった。
生産ですら、以前は、農林業、商業をみるまでもなく、家族が主体。
家族から「外注」できる機能を一つずつ取り去っていけば、
最後は夫婦の愛とセックス、というところしか残らないのではないか。
途上国をみれば、未だに家族は、育児、福祉、介護など、
日本で国や企業が果たしている役割を、果たしている。
端的に言って、それは貧しいからだ。
しかし、少子高齢化と、グローバリズムで日本は敗北しつつある。
(生産性の低下、円安傾向は、その前兆といえるだろう)
つまり、この先日本は貧しくなっていく。
その中で可能な社会モデルを探るとすれば、国の役割を軽減し、
家族がそれを負担する、途上国モデルが一番ふさわしいのではないか。