07/07/09 22:48:27 kz7F5RL9
現状、公的な子育て支援や優遇はほぼ経済面に限られている。
しかし育児の実際の責任と負担が母親一人に集中している限り、経済的な支援だけでは
出産育児への大きなインセンティブにはならないと思う。
それは経済的な余裕がありながら子どもを持とうとしないDINKSの増加を見ても分かる。
結局、母親ひとりにかかる子育ての責任と負担が重過ぎるんだと思う。
かつて子育てを支えた地域社会や大家族の力は前にも語られたように既に失われ、
しかし子育てはうまくいって当たり前、何か問題があれば母親が責められる。
そして、近くに実母など育児の負担と責任を分かち合ってくれる存在がいることが
出産の動機付けになることもわかっている。
しかし、都市部では地方出身者など現実的にそれができないケースが多い。
であればそれに代わる方法で育児を社会化し、母親個人の負担と責任を軽減することが、
最も効果的な少子化対策だと思う。
それには、社会全体が「自分の子他人の子」ではなく、誰かも書いていたように
子供はすべて「社会の宝」として、誰もが子育ての責任と負担を負うようにするしかない。
実際の子育てができない人は、金銭的な負担を負うことしかできないが、
「自分達の子供を育ててもらっている」という意識を持ち、子供や子を持つ人を大切にする
社会が作れれば、と思うが・・・難しいな。