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モラ校長は私立の女子高出身。公立校の教師となってからも、男女別
学の有効性を持論としてきた。だがこれまで米教育省は、男女平等を尊
重する立場から、別学を非常に限られた場合にしか許可してこなかった。
ところが、思わぬところから追い風が吹いた。ブッシュ政権による教育
改革である。多様な選択肢を認めることで教育現場に競争原理の導入をめ
ざす2001年の「新教育改革法」は、男女別学について「革新的な教育手法
である」と言及。さらに米教育省は先月、公立教育のガイドラインを改定
し、これまで原則として認めなかった別学クラスの設置を、一転して積極
的に推奨するようになった。
「研究によって、男女別学が教育に効果をもたらす場合が存在すること
が分かってきた。地域社会に多様な選択肢を用意することが重要だ」。ス
ペリングズ米教育長官は、男女別学容認のねらいをこう述べた。
男女別学については最近、違う方向からも追い風が吹いている。
男女別学を提唱する市民団体「全米男女別学公教育協会」によると、
脳科学の研究の進歩の結果、男子と女子では学習のメカニズムが異なる
ことがわかってきたというのだ。男子は競争的で集団的な環境が望まし
いのに対し、女子は穏やかで、少人数あるいは単独の環境の方が勉強が
はかどるという。