08/10/20 15:16:00 yrIkKqpF
梅毒患者2年連続で急増…先天性の母子感染も拡大懸念
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一時は年間500人程度まで減った梅毒の患者報告が、2006年以降は2年
連続で前年より約100人も増えたことが、国立感染症研究所のまとめで20日、
明らかになった。
妊婦から胎児に母子感染し、重症化や後遺症の恐れがある先天梅毒も、今後増加が
心配されるという。
感染研が01-07年の全国の医療機関からの報告を分析したところ、減少傾向で
03年には509人だった患者数が04年に増加に転じ、06年は637人、
07年は737人と、いずれも前年を約100人も上回った。
患者の約4分の3は男性。年齢は、男性が20-40代前半、女性では10代後半
-30代が多い。先天梅毒は2000年以降、年間3-10人で推移してきたが、
今年は8月下旬までにすでに7人が報告されたという。
感染研感染症情報センターの多田有希室長は、特に先天梅毒の増加を警戒。
「妊婦が感染していても早くから薬で治療を始めれば赤ちゃんへの影響は防げる上、
先天梅毒も早期診断で根治できる。妊婦は必ず健診を受け、妊娠中もコンドームの
着用など感染予防に努めてほしい」と話している。
梅毒の病原体は「梅毒トレポネーマ」という細菌の一種で、主に性行為で広がる。
感染部位にしこりができるなどした後、皮膚に赤っぽい斑点が出るなどの症状が特徴だ。