07/01/15 21:30:57 EZNfp2qx
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32,325人
今月から4回にわたり自殺について考えてみたい。
警察庁の発表によると平成16年中に自殺した人は32,325人で前年に比べ、
2,102人(▲6.1%)減少した。総数の内訳を年代別に見ると「60歳以上」
が10,994人(全体の34.0%以下同じ)、「50歳台」7,772人(24.0%)、
「40歳台」5,102人、「30歳台」4,333人(13.4%)、「20歳台」3,247人(10%)、
「19歳以下」589人(1.8%)、「不詳」288人(1%)となっている。
これを職業別に見ると、失業者を含む「無職者」が15,463人(全体の47.8%)、
次いで「被雇用者」7,893人(24.4%)、自営業者3,858人(11.9%)、
「主婦、主夫」2,690人(8.3%)の順になっている。
原因や動機別に分類すると「健康問題」が4,087人で遺書有の自殺者の39.1%を
占め、次いで「経済・生活問題」3,436人で32.9%、「家庭問題」1,009人で9.7%、
「勤務問題」628人、6.0%などの順になっている。一方遺書を残さない自殺者は21,882人、67.7%にのぼる。
平成16年は前年に比べ2,2102人、率にして6.1%減少したことは冒頭で述べたが
これを28年前の昭和53年の数字と比較してみよう。
昭和53年の自殺者総数は20,788人。男女比は男12,859人(62%)、女7,929人(38%)の割合である。
それ以降総数は2万人台で推移していたが、平成10年(1998年)に32,863人と前年比8,472人、
率で35%も一挙に増加した。以降3万人台が続いている。同年の男女比は男23,013人(70%)女9,850人(30%)と男が増えている。この傾向は現在も続いており、
平成16年は男23,272人(72%)、女9,53人(28%)となっている。