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北名古屋 啓発劇をビデオ収録
おとぎ話の「桃太郎」を題材に、男女共同参画や人権について考えてもらう名古屋弁の
創作劇「モモタロー・ノー・リターン」のビデオ収録が30日、北名古屋市法成寺の市文化
勤労会館であった。 (稲田雅文)
創作劇を上演したのは「北名古屋市女性の会男女共同参画委員会」の20人。同会の
前身の旧師勝町婦人会は2004年、男女共同参画を分かりやすく啓発しようと、静岡県の
高校教諭が書いた創作劇の台本を基に、せりふを名古屋弁に書き換えるなどして手作りで
劇を制作した。各地で公演したことがきっかけで、国と愛知県の補助金により劇がビデオに
収められ、県内の自治体に配布されることになった。
物語は、桃太郎に登場するおじいさんが川へ洗濯に、おばあさんが山へしば刈りに
行くなど、これまで当たり前に受け入れてきた役割を入れ替えて、固定していると思い
がちな男女の役割について考えてもらう内容。主人公も女性の「桃子」とし、犬や猿、
キジを連れて乗り込んだ鬼が島では「男も女も、男だから、女だから、ということで区別
されず、それぞれが個人として尊重される」などとする3カ条の「鬼が島改造計画」を
鬼たちに提案する。
創作劇は25分の長さで、ビデオは年明けにも完成する運び。大口喜久子会長は「
50代から70代までの女性ばかりで、発声練習から始めてようやく形になった。
このビデオが啓発のきっかけになればうれしい」と話していた。
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