07/01/14 05:07:31 uA05TmEW
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・・・・第12段階・・・・・
成原協太郎 42歳 天涯孤独にして一切の蓄財をなさぬ日雇い人夫(←なぜか変換されない)
彼は、山谷でそのひぐらしをしていたいわゆるDQNであるが低脳では無かった。
三次元立体把握能力が非常に高く
彼がやるとトラックに通常の三倍の荷物が載ると言われるほど評判だった。
ある日「郷田正木」と名乗る、ものすごい顔をした身なりの良い紳士が彼の前に現れて言った。
「田舎の大豪邸の模様替えを手伝って欲しい」
先祖代々蓄積した物が、屋敷のあちこちに無秩序に保管されているため
掃除や人間の移動に支障を来すようになってしまった。
一般的な業者に依頼すると、一旦荷物を全部運び出してから作業する事になる。
成原さんの能力が噂通りなら、現場を一瞥しただけで
効率の良く運搬・移動する手順を考えてもらえると期待している。
というような話だった。
成原協太郎は呟くように・・・しかし良く通る声で答えた。
「模様替えか・・・リフォームと言わない所が気に入った」
・・・・・第13段階に続く・・・・・