08/03/20 15:15:13 /jN+VEL3
>>642-644
一般論を書いたものを、書き手の主観に矮小化させるのは簡単だ。
しかし、重要なのはそれが一般論として通用するかどうかだろう。
「女性蔑視をする一方で男性差別の撤廃を訴える」
この訴えに対して世間はどう言う印象を持つのか?
女性蔑視はともかく、男性差別の訴えはもっともだと、主張者に
都合のいい解釈をしてくれるのか?
それとも、女性蔑視してる時点で、男性差別を訴える資格なしと
つっぱねられるのか?
どちらが自然だと思う?
主張が成功するか否かの決め手は、言論自体の説得力だけではなく、
論者の性格(人間性)や、聞き手の感情が、主張の説得力を大きく
左右するんだよ。
これはアリストテレスの「弁論術」の中にも書かれている。
そして書中では、論者の性格がもっとも強力といっていい説得力
を持つと記述されている。
人間は所詮感情の生き物。
論者の人間性を受け入れて、初めて主張を論理的に吟味する余地
が生まれるんだよ。