06/09/16 05:31:42 IHKW1xRI
(引用開始)
レイプ犯に間違われ12年間服役 賠償請求でも思わぬ障害
レイプ犯と間違われて12年間刑務所に服役し、ようやく嫌疑が晴れて出所。
その後12年間の獄中生活の代償と求めて、警察官らを相手取り損害賠償の訴
えを起こしていたが、ここで再びトラブルに直面した。今度の“敵”は、民事
裁判の裁判官だった。終始敵対的な態度を示し、簡単に終わると思った裁判は、
結局不成立に終わった。しかし、ここで思わぬ救世主が現れ、状況は一変する。
(ベリタ通信=江田信一郎)
米メディアによると、間違われた男は、ハーマン・アトキンスさん(40)。
1986年、米カリフォルニア州のレイクエルスノーで、靴屋の女性店員(20
)がレイプ被害に遭った。女性はリバーサイド郡警察のオフィスで警察から事情
を聞かれた。
警察のオフィスには、州内で犯罪を犯し、指名手配中の容疑者の写真が掲示さ
れていた。被害者の女性は、この手配写真に載っていたアトキンスさんを犯人だ
と指差した。この結果、アトキンスアンには、88年に禁固43年の有罪判決を
受ける羽目になった。
しかし、DNA鑑定で無罪とわかり、2000年に12年ぶりに釈放された。
出所後、賠償を求め民事裁判に連邦地裁に訴えた。ところが担当のパーシー・ア
ンダーソン判事は、黒人のアトキンスさんに反感を持っているような対応を見せた。
この結果、賠償を求める民事裁判は結局、9月に陪審団の意見が分裂し、審理不
成立に終わり、アトキンスさん側を失望させた。ところが、この直後、高裁が、
弁護側の主張を聞き入れ、アンダーソン判事を「公正さに問題がある」として、
審理から排除する決定を下した。これにより、改めて新しい判事の下で、審理が
行われる見通しになった。
12年獄中で暮らしたことへの賠償を得るだけの話なので、簡単に民事訴訟に
勝つと思ったが、その思惑は狂った。しかし、次の審理は迅速かつ公正に行われ
、早めに決着がつきそうだ。
(続く)