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高崎経済大:准教授を懲戒免職 ゼミ女子学生の自殺で
高崎経済大学(群馬県高崎市)は9日、指導方法に問題があり、
ゼミ生の経済学部2年の女子学生(当時20歳)を自殺に追い込んだとして、
同学部の男性准教授(38)を懲戒免職処分とした。学生の自殺を理由に教員が
懲戒免職処分を受けるのは異例という。また、管理責任者の木暮至学長を減給10%(2カ月)
石井伸男経済学部長を同(1カ月)とした。
大学によると、准教授は昨年6月、ゼミ生に夏季の宿題として高度な課題を課し、
女子学生は一部を提出していなかった。准教授は12月、未提出の3人に「提出しなければ留年」
などとメールを送信。期限の1月15日夕、未提出の2人のうち女子学生だけに催促のメールを送った。
女子学生は「留年すると分かっています。人生もやめます」と返信。同夜、同県みどり市の渡良瀬川に
投身自殺した。
大学の調査委員会はゼミ生や他の教員からの事情聴取で、宿題が2年生としては難解で留年通告が
女子学生を自殺に追いやったと結論付けた。また、准教授は他の学生に度を越したセクハラ発言など
の暴言があったという。【伊澤拓也】
毎日新聞 2007年4月10日 0時22分