07/09/28 02:23:44 TUR33cZv
ござ・る 【御座る】
大辞林 第二版より
(動ラ四)
〔「ござある」の転。中世後期以降の語。用法の広い待遇語で、尊敬語にも丁寧語にも用いられる〕
[一]
(1)「ある」「いる」の意の尊敬語。
「いつも同道いたす人が―・る/狂言・福の神」「寺に―・るをよう知つて直ぐに仕かける不敵者/浄瑠璃・菅原」
(2)「行く」「来る」の意の尊敬語。
「おまへどこへ―・る/咄本・鹿の子餅」
(3)「ある」「いる」の意の丁寧語。
「仰せられたごとくに、両に皮が―・る/狂言・張蛸」
(4)食べ物が腐る。
「―・つたは目元で知れる生肴/柳多留 105」
(5)ある人を恋慕する。ほれる。
「いふにいはれぬ舞台子風に相手のおいらんよつぽど―・つたやうすにて/洒落本・福神粋語録」
(6)腹がすく。
「腹がすこし―・つたぢやあねえか/滑稽本・膝栗毛 4」
[二](補助動詞)
(1)「ある」「いる」の意の尊敬語。
「天下にありとあらゆる事ども、余さず漏さず知つて―・る丞相様/浄瑠璃・菅原」
(2)「ある」の意の丁寧語。
「是は此あたりに住居する者で―・る/狂言・連歌毘沙門」
ございま・す
【御座います】
大辞林 第二版より
(動サ特活)
〔動詞「ござる」に助動詞「ます」の付いた「ござります」の転。近世江戸語以降の語〕
(1)「ある」の意の丁寧語。
「お探しの本はここに―・す」
(2)(補助動詞)
「ある」の意の丁寧語。
「明けましておめでとう―・す」
「ただいま帰りまして―・す」「どなた様で―・すか」