09/09/24 23:08:16 0
この世には数十億人の人間が生まれています。
従って、私という人間が生まれた事はあまりにも平凡で、別に特筆すべき事ではありません。
しかし私にとってはこれは重大な出来事です。
また、あるカップルがこう甘いささやき言をいっているとしましょう。
「人類の歴史の中で僕たちが同じ時代に生まれて出会える確率って天文学的数字だよね」
しかしなんだかんだで大抵の男女は誰かしらと結婚します。
もしそのカップル同士が出会わなかったとしても恐らく別の出会いが合った事でしょう。
宝くじに当たった人がいるとします。「奇跡が起きた!」と彼は叫ぶでしょう。
しかし宝くじは誰かしらに当たります。当人にとっては奇跡でしょうが、巨視的には奇跡でも何でもありません。
このように、客観的には平凡な出来事について、人はそこに「意味」を見出し、特別視します。
これが良いとか悪いとかではなくこの「客観的な平凡さ」「主観的な特別視」の乖離を
認識論?や哲学?などで的確に表す言葉はないでしょうか?
出会いとはその程度の偶然に過ぎません。