09/08/02 03:34:09 kJThmuCHO
>>355
それはそれは…(´;ω;)つ
誕生日は、おめでとうございます!
最後です。
「あのさ、最近やたらトイレにまで携帯持ってってるけどなんなの? 浮気してんの?」
その日の夜、彼にそう尋ねると、彼はわざとらしい程のきょとん顔(へ? 何言ってんのこいつ? 顔)をして、くだらねー! そういうこと言うから重いって言ってんじゃん、と吐き捨てた。
と、その一方で、「さくらちゃん」のメールが届く社用携帯は、バイブを鳴らしていた。
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直メは○○○だょ☆
こっちにメールしてね(^m^)会うのたのしみっ♪
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そう送ってから二日後、早々に、彼と「さくらちゃん」は会うことになった。
もうえずくことはなくなった。
むしろ興奮して胸が躍っている。
明後日、彼と「さくらちゃん」は会うんだ……。
待ち合わせ場所は渋谷のTSUTAYA前。
彼が着く前に私は到着し、彼が来るのを隠れて待った。
数分後、見覚えのある姿を雑踏の中で確認すると、そのまま背後に周り、「○○さん♪さくらです」と肩をつついた。
彼は振り向いたと同時に、そのまま崩折れた。
私が、腰を抜かすってこのことか! と初めて人が目の前で腰抜かすという状況に感動しているとき、彼は涙声で、「もう、ダメじゃん~…何もかも見られたら…ダメじゃん…」と言っていた。
みなさん修羅場を「引き起こされる」側ですけど、同じ浮気の被害者という立場で修羅場を「引き起こす」側になった、一例でした。
彼とはその後1年で別れました。
今では笑い話で、最近顔もよく知らないパーソナリティも知らない、ただ挿れただけの女性との間に子どもが出来、結婚するはめになった彼とよく飲みに行っては、この話を酒の肴にしています。