09/07/29 01:23:03 PLiVvdEv0
(ちゅ・・・くちゅ・・・)
「ん・・・ん・・・」
湿った音と彼女の押し殺した声だけが僕の耳に聞こえた。
肩にまわした手をさらに巡らせると、僕はキスを続けながら彼女を強く抱きしめた。
彼女のやわらかな胸が押し付けられ、洋服を通してそのあたたかさが伝わってきた。
息が苦しくなるほど唇を交し合った後、僕らはそっと離れた。
「そろそろ行かないと終電なくなっちゃうね」
「そうだね。また明日ね」
ずっと続けていたい思いを振り切って僕らは手を取り合って立ち上がると、駅に向けて
歩きだした。