09/06/12 01:02:01 MUjcuml3O
大学生の秋
初めて上がった一人暮らしの彼の家で。
彼の方が見るからにドキドキしていたっけ。
まぁ適当に座って、って言われて私はおずおずと四角いちゃぶ台の正面にあった座椅子に座った。
もう一つの座椅子はテーブルの向かって左側にあったのに、何故かそこに座らずに私の真隣に腰を下ろした彼氏。
妙な空気になりつつも、私は「本がいっぱいあるね」とか「意外と綺麗にしてるんだ」とか話題を振っていたんだけど
やっぱりどっか上の空の彼。うん、とかそだね、とか相づちばかりでまた妙な沈黙が続く。
?と思って、そっと彼を盗み見たら、彼が向こうを見たまま彼の右手だけが私の左肩の上でプルプルしてる。
く、来る…!?
と身構えたら、彼はこんどは後ろにばったり仰向けに倒れてはぁ~~~っとため息ついてダウン。
明らかに一人で悶々して、理性と欲望の狭間で葛藤してる彼を見てたらなんか、愛しいなぁ~って気持ちがわきあがってしまって
倒れて無防備になった彼の唇を
「スキありっ」
とかすめて奪っちゃいました。
彼氏顔真っ赤で硬化。
「これで手を繋ぐのもキスも私がしちゃったね」
って悪戯っぽく笑ったら、
彼氏いきなり(`・ω・´)な顔をして
「一瞬すぎてよく分かんない。もう一回」
と素早くうなじに手を回してキス。
角度変えてキス。
さらにディープキス。
今度は私が真っ赤になって、そんな私を見ながら彼氏が悪戯げに「ディープは俺がしちゃったね」って笑ってました。