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県都の課題/岐阜市長選を前に >下<
(讀賣新聞 2010年1月28日)
「バスは不便だし、市の中心部まで540円もかかる。」といって車を使うと、有料駐車場の代金が気に
なりますね」
岐阜市の中心部から十数㌔離れた芥見地区。同地区に住む主婦(39)は、自宅からJR岐阜駅や名鉄岐阜駅前、柳ヶ瀬地区に
出かける不便さをそう話す。
この主婦が買い物に向かうのは、大駐車場が完備された郊外の大型ショッピングセンターが多い。駅前までわざわざバスで
出かけても、
電 車 で 2 0 分 以 内 で 行 け る 名 古 屋 市 に
出 る た め、 柳 ヶ 瀬 な ど に は ほ と ん ど 行 か な い と い う。
中略
「市営バスは年間5億円の赤字を出していた。民間運営による効率化などに期待した」 同市の古市勝志・交通総合政策
審議官はそう振り返る。市はバス路線の譲渡にあたり、運営費を補填することを決め、最低3年間は路線を維持することを
求めた。3年を過ぎた今も路線は維持されているが、その分、市は年間約8000万円の支出を続けている。
中略
古市審議官は、「このままの状況が続けば、岐阜バスも路線の縮小や廃止をしかね
ない。お年寄りの足を奪うことになり、中心市街地からの人離れが進むことも間違いない。」