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●どんな形で差がついてきているか
●交通インフラが生命線
一昨年秋、技術士会の研修旅行で中部電力の知多工場、トヨタの元町工場見学と下呂温泉、
高山の観光に参加した。名阪国道の伊賀上野ICで休憩し、中部国際空港に隣接する知多工場まで、
湾岸道路を通るとわずか1時間で、大阪や関西空港より近いのに仰天した。 ここからトヨタを通り、
愛知万博の会場を横目に下呂温泉へ行く経路に沿って、大環状道路が整備中で、これが来年完成する
と中部圏の交通網は磐石となる。
翻って、近畿圏では京阪奈学研都市がつくばに対抗して、民間活力の活用という旗印の下に計画・
建設され30年近くになるが、いまだに交通網はよくない。高速道路は京滋バイパスができ、徐々に整備
されつつあるが、慢性的な渋滞を解決できる見通しはない。地域全体での優先順位を明確化した取組みが
重要である。例えば、関空、伊丹、神戸沖空港がどのような形で運用されるのか、良く分からない。国道
43号線の公害訴訟で、湾岸道路の活用が期待されているが、大阪市内からの進入も難しいし、神戸市内で
山陽自動車道や中国縦貫道に接続する計画が何時実現するか予測できない。この中で神戸港の荷扱い量は
低迷を続けている。
●滋賀県が中部に取り込まれる!
表題で示した毎日新聞の記事では、滋賀県で生産された輸出貨物積出しは、金額ベースで2003年に名古屋
港・四日市港が50%弱とすでに神戸港・大阪港と同じである。阪神大震災の前には80%近くが神戸・大阪で
あったことを考えると、今後中部国際空港ができると、逆転するのは明白と思われる。
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