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熊本3位に急浮上 企業立地満足度
経産省の二〇〇八年度企業立地満足度調査で、熊本県が都道府県別で三位に入り、前年度の三十五位から大きく順位を上げたことが十一日、分かった。迅速な対応や立地企業へのフォローアップなどが高く評価された。
調査は、経産省が企業誘致体制の参考にしてもらおうと四-五月に実施。〇六年に全国各地に工場進出した二万七千四百九十八事業所のうち、四千八百七十事業所が回答した。
評価項目は(1)許認可手続きなど対応の迅速性(2)窓口を一本化するサービス(3)補助金・優遇税制など経済支援(4)人材のあっせん・育成(5)道路や港湾、空港などインフラ(社会資本)整備(6)立地企業へのフォローアップ(7)市町村との連携-の七項目。
このうち熊本県は迅速な対応や経済支援、人材面、フォローアップの四項目が二位で、高得点につながった。
ただ、インフラ整備の評価は十六位といまひとつ。「慢性的な渋滞で、通勤や物流面の障害になっていることが影響している」と県企業立地課。
熊本県の企業立地は〇六年度に過去最高の年間四十件、〇七年度も三十五件と好調。公表された上位十四道県のうち九州勢は一位の大分をはじめ、六県がランクインするなど健闘が目立っている。
経産省立地環境整備課は「日常的なきめ細かい企業への対応が評価のポイントになっている。災害が少ない九州の優位性は高く、今後も研究機関や基幹工場の進出に追い風が吹くのではないか」とみている。(毛利聖一)
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