07/12/24 12:50:10 C8/eKasoO
今朝の日経から、伊藤元重という、まあ有名な経済学者のコラム。以下引用。
>グローバル経済で成長を支えているのは、どの国も大都市。
日本を成長させる金の卵で、地域間格差の議論が都市イジメになってはいけない。
米国には世界に通用する集積を持つ五百万人規模の都市が各地にある。
日本も札幌や仙台、広島、福岡などが中核となる都市経済圏を築かないと、長期的な成長を続けるのは難しいのではないか。
地方が活性化するために大切な視点が二つある。
一つは今あるものを活用すること。農業や観光などをもう一度見直し、活性化させる工夫が問われる。
もう一つは同質的な発想からの脱却。活性化の共通モデルがあるような錯覚を起こしがちだが、小規模でも独自色を出して成功する方法はある。
口を開いていればアイデアもカネもヒトも(国や自治体から)もらえる時代は終わった。
財政が厳しくなる中、公共事業に依存し続けることはできず、全国一律の企業誘致も難しい。
この二つとは異なる第三の成長モデルをどう作り上げるかが地方の課題となる。<