07/11/14 15:54:33 RODjC+2o0
我々はマツヤマムコがなぜ高松スレを荒らすのかという疑問を解決するため、彼の住む
松山市へ向かった。
スカスカの市街地、閑散とする商店街、低層で厚みのない景観・・・
「50万都市と聞いていたが、こんなに寂れた街だったのか……」
思わず口にした言葉に、同行した上司から「失礼だ」と咎められた。
ジープに乗って爆走するヤ○ザ・・・
昼間から堂々と街を徘徊する乞食・・・
下水道が普及しておらず濁った河川・・・
市民はラフォーレ原宿松山跡地と書かれた空き地の前で、何やらぶつぶつ呟きながら
涙を流して手を合わせている。
丸亀町再開発だの、中央通り新ビル建設だの、常盤街整備だので浮かれていた我々は、
改めて松山の悲惨な現状を噛み締めていた。
こうして街を散策した後、いよいよ我々はマツヤマムコの家を訪ねてみることにした。
ボロくずのような平屋の前で小さい赤ん坊を抱き、くたびれた顔をした女性が一人立っている。
我々を見るなりすべてを悟ったのか、涙ながらに「息子が申し訳ありません」と我々に
何度も土下座して詫びた。
我々は、この時初めてマツヤマムコを許そうと思った。
誰が悪い訳ではない。
彼の育った環境が、いや、それを含めて松山という街がすべて悪かったのだ。
我々は彼の母親からもらったとんかつパフェを手に、打ちひしがれながら高松へと帰路についた。