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流石！！北九州の師村さん
篆刻(てんこく)を現代風にアレンジした作品で知られる書家の師村妙石(みょうせき)さん（６０）
（北九州市若松区）が中国・上海の子どもたちと共同で制作した作品を、２０１０年５～１０月
に開かれる上海万国博覧会に出品する。全９点のうち３点を今年１０月、北京で開く個展で先行公開
の予定で、子どもたちの代表８人が来日し、福岡市内のホテルで事前の打ち合わせに臨んだ。
師村さんは篆刻の印影を拡大して壁面芸術にしたり、彩色したりする
「ザ・テンコク」を提唱。国内外で個展を開き、中国でも高い評価を受けている。
１９７２年の日中国交正常化以降、たびたび中国を訪問して両国の文化交流
にも尽力し、昨年９月には上海の名誉市民に選ばれた。
共同制作を思い立ったのは昨年１０月、上海の「中国福利会少年宮」で子ども
向けの篆刻教室を開いたのがきっかけ。万博には師村さんが手がけた作品を
もとに、５～１４歳の子どもたち約１０００人がイメージを膨らませて描いた絵画
を組み合わせて出品する。「百花繚乱(りょうらん)」をテーマにした作品は縦横
２メートルの大作。師村さんの作品のまわりに８４点を並べて完成させるという。
事前の打ち合わせは３日に行われ、８、９歳の子どもたちが持参した絵画と
師村さんの作品を並べ、色のバランスなどを話し合った。師村さんは
「子どもたちが自分の作品にどんな絵をぶつけてくるか、楽しみにしています」
と話していた。
（2009年8月6日 読売新聞）
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