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【環境首都KITAKYUSHU CITY】は環境の世界リーダーを目指す
北九州市は３１日、同市小倉北区の北九州国際会議場で、今年で
姉妹都市提携５０周年を迎えた米国・タコマ市、ノーフォーク市との
３市による「環境シンポジウム」を開いた。３市長はそれぞれの環境問題
への取り組みを報告し「国境を超え、低炭素社会づくりを目指そう」と、
共同宣言した。
シンポは、北九州市が姉妹都市間で、温暖化問題に共同で取り組みたいと主催。
米国のクリントン政権で大統領副補佐官として環境政策に携わった
ロジャー・バレンタイン氏が基調講演。「米国では環境保護と産業は
対立するとされてきたが、今回の大統領選で各候補が環境保護の重要性を
訴えるなど、世論は一変した。今後は日米共同で環境保護に取り組もう」
と呼び掛けた。
タコマ市のビル・バースマ市長は工場排出物を取り除いて水辺を再開発した
事例を報告。「民間投資があり、一帯の不動産価格も上がった。経済と環境保護
は両立する」と強調した。北橋市長は市が環境保護に取り組む人材育成の成果
などを報告。今後３市は環境施策についての情報交換を進める方針を確認した。
＝2009/08/01付 西日本新聞朝刊＝
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