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[読売] 空港への鉄道整備意欲・・・北九州市長(2007年9月13日(木))
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北九州空港とJR小倉駅を結ぶ鉄道整備構想について、北九州市の北橋健治市長は12日、構想の実現
へ向けて、市役所内の各部局を横断的に結集するプロジェクトチームを近く発足させる考えを明らかにした。
定例市議会一般質問で、渡辺均議員(自民党)の質問に答えた。
北橋市長は構想を「空港利用者の利便性向上だけでなく、企業立地の促進など大きな経済効果をもたらす
プロジェクト」と評価し、実現への強い意欲を示した。
構想は〈1〉門司区・新門司地区に鉄路を新設(事業費640億円)〈2〉同地区に新幹線を新設(同960億円)
〈3〉小倉南区・JR下曽根駅で日豊線から分離(同600億円)―の3ルート。九州運輸局と県が設置した外
部委員会が、採算性が確保できる鉄道利用者数を1日当たり6000人と試算している。
北橋市長は答弁で〈1〉〈2〉のルートに触れ、「景観のいい自然が数多く残された地域。小倉方面とのアクセ
スが整えば、ニュータウンとしての発展の可能性がある」と持論を展開。沿線人口の増加によって採算性の
確保を目指す考えを示した。
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…将来的な日豊新幹線(東九州新幹線)構想を視野に入れれば、〈2〉の新幹線案が望ましいが、実際に新
幹線の車両を走らせると、採算ラインに合わない結果が戻ってくる。
このため、トンネルの規格、線路の規格は新幹線の車両が走れるように設計しておき、当面のあいだは在
来線の普通電車、特急車両を走らせるようにする。
このへんは青函トンネルと同じ発想で、採算面と将来性を見通した両面性をしっかりみておく必要がある。
また、大里・門司港・下関方面からの乗り換えに対応するため、旧東小倉貨物駅を何らかの形で旅客駅に
改修する必要がある。
予算枠と将来性のバランスを見通して、幅の広い設計構想に仕上げてもらいたい。