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489: 名前:へろへろ名無しさん投稿日:2006/12/17(日) 10:45
>日本経済新聞12/16 1面「成長を考える」抜粋
青森駅前の商店街の新町通りは人でにぎわう。人通りは一日六千~八千人。二千年の1.5倍だ。
二年前に近隣に衣料・雑貨店「ミルカ」を開いた女性店主は、
「函館市や八戸市から来てくれる人もいる」と話す。
シャッター通りが珍しくない地方都市で、青森は逆を行く。
郊外の自宅を売り、駅前に立つ「ミッドライフタワー」に今春入居した老夫婦は、
新町通りをぶらつきながら夕食の買い物をする。
「雪かきの無い生活はすごく快適」。駅周辺では07年までに850戸のマンションが完成し、
前述の夫妻と同じように生活する高齢者などはもっと増える。
「コンパクトシティー政策」。青森の活気の背景だ。
経済界出身の市長、佐々木誠造(74)が10年越しで掲げてきたこの政策は、
住宅や店舗を駅から徒歩20分圏内に集中。
郊外の市営住宅を取り壊し、市が中心部に借り上げたマンションに移ってもらった例もある。
都心集中・回帰誘導型の政策で、二万三千人まで落ち込んだ市中心部の人口は三万人台を回復した。
新町商店街振興組合常務理事の加藤博(57)は「コンパクトシティー政策が無かったら、
商店街は今ごろ廃墟だった」と感慨深げだ。
日本のサービス業の生産性は欧米に比べて半分程度と低い。
コンパクトシティーは集約化で人を引き付け生産性を引き上げる。
生産性が上がれば成長につながりそれがまた人を呼び込む好循環を生む。