07/05/05 00:04:12 J+4w9Efb0
人口100万人前後の地方都市へ行くと、地元の人たちが自分たちの住んでいるところは大都市だと鼻高々でいるのをみて、やりきれなくなることがある。
彼らの目にはその都市は大都市なのだが、日本の中央にすむ人たちはその都市のことをほとんど知らないし関心もない。
やっかいなのは、そういう地方都市に帰省で来たりすると、商業施設などで昔からの知り合いにやたらと顔を合わせることが多いことだ。
人口は100万前後あっても、人が集まってこれるところは地方都市ではかぎられているので、こういうことが頻繁に起こる。
なつかしくもあるが、正直にいってへきえきすることもある。
中央のホンモノの都会では、東京と横浜とかいった閉鎖した都市空間があるのではなく、東京も横浜もふくむ大きな大都市圏があって、その中を人が毎日縦横無尽に移動している。
都会性は、ビルの数だとか地下街の広さだとかそんなことに大して関係ない。むしろたくさんの人が、広い範囲を自由に移動する。その移動性にあると思う。
気づくのは、街を歩いていて知っている人に出会う確率がほかより小さいことかな。
よくも悪くも、人が匿名と匿名の関係で生きているのが、都会だろう。