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07年度公示地価「博多駅」で大幅上昇 天神抜く伸び 新幹線開通に期待
2007年度の公示地価で、JR博多駅(福岡市博多区)周辺の地価上昇が鮮明になった。
福岡県内の上昇率トップ10(商業地)に博多駅周辺が6地点入り、地点数で初めて福岡市・天神を上回った。
特に「博多駅前1丁目」の44.1%増は「東京都渋谷区」、「名古屋市中村区」に次いで全国第三位。
2011年春の九州新幹線全線(博多ー鹿児島中央)開通に向けて天神に対抗する商業地としての期待が高まっているようだ。
三井不動産(東京)は博多駅から1キロの冷泉町に今年末、オフィスビルの建設に着手する。
同社としては九州でオフィスビル単独開発に乗り出すのは17年ぶりだと言う。
「新幹線の全線開通で『九州の玄関口』の性格がより強くなれば、交通拠点としてオフィスビルの需要が高まるはずだ」と担当者は力を込める。
好況に伴ってオフィス需要は高まり、「天神地区と比べて割安感がある博多駅は絶好の投質対象」(不動産関係者)。
昨年9月には東京の不動産ファンドが博多駅前1丁目の駐車場(約2500平方�。)を約50億円で購入するなど投機的な土地売買も活発化している。
全線開通に合わせてJR九州が建設する新博多駅ビルには、阪急百貨店と東急ハンズが核テナントで入居予定。
博多駅近くの複合商業施設キャナルシティ博多周辺でも、福岡地所が「第二キャナル」建設に向けて用地交渉を進めている。