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【朝日】 与党足並み乱れ／北九州市長選2006年07月13日
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北九州市議会の中島慎一議長（自民）は１２日、上京して国土交通省都市・地域整備局長の柴田高博
氏（５７）に次期市長選への立候補を正式に要請したが、同行したのは市議会与党５会派のうち自民系
の２派だけだった。末吉市政を支えてきた５会派の間で、「ポスト末吉」をめぐる足並みの乱れが際だつ
結果になった。
柴田氏との会談は午前１１時過ぎから午後１時まで、昼食を挟んで行われた。柴田氏は報道陣に「（国
交省局長の）職責として私のやるべき課題はたくさんある」といまの仕事への意欲をにじませる一方、
立候補の意思を問われると「現段階でどうこう言えない」と話した。
中島議長は会談後に記者会見した。柴田氏について「人格、識見ともに素晴らしいし、何よりも北九州
を愛している」と絶賛。今後も立候補を働きかけていく方針を示した。
しかし、柴田氏への要請に市議会から参加したのは、正副議長のほか、自民市民クラブと自民党議員
団の２会派だけ。平田勝利副議長（公明）は「副議長の立場として参加した」と述べた。党内の手続き的
な問題で、会派としてはいまは動けないという。
中島議長は民主系の「市民の風」や社民市民連合にも参加を呼びかけていたが、空振りに終わった。
市民の風は、立候補を表明した民主党衆院議員、北橋健治氏（５３）を支える方針を会派内で確認して
いる。
中島議長はこの点について「（両会派に）『行きませんか』と声をかけたが、『控えさせていただきます』と
回答があったのが現実」と述べた。
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柴田氏は ” 迷っている ” ようにも思えるが…。