06/04/05 18:35:12 elFzdp7T0
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縦並び社会・格差の源流に迫る:消費者優先の果てに
街の名は「ぶらぶら歩く」が由来ともいわれる。
しかし、今は歩く人よりも自転車で通りすぎる人の方が多く見える。
和歌山市中心部の「ぶらくり丁」には八百屋も酒屋もない。
市郊外や大阪府南部の大型店に客を奪われ、5年前に老舗百貨店が倒産したことで衰退が加速した。
大型店の出店を規制する大規模小売店舗法(大店法)は00年に廃止され、
大型店で買い物しやすくなった一方、全国でシャッター商店街が増え続けた。
市内で薬局を経営する岩本研さん(55)は「彼の進める規制緩和が100パーセント正しいとは思わない」と言う。
高校の同級生で選挙の応援もした竹中平蔵総務相のことだ。
竹中氏は履物商を営む家に生まれ、高校までこの街で暮らした。
95年、雑誌への寄稿で大店法を「悪名高い」と批判し、24時間営業も少なくない米国の大型スーパーについてこう触れている。
「好きなときに欲しいものが買えるような社会。これこそが自由の国アメリカの真髄である」