10/06/05 16:31:28
超ハイレベルだった第11回電撃大賞のグランプリを、あの伝説の足長SF『ルカ』と競り合って
惜敗したファンタジーあとがき小説。審査員評、ほとんどの書評、帯の壁井ユカコなどが
異口同音に前半のみを誉め、後半に関して口をつぐむのは、もちろんそこに超絶なサプライズが
待ち受けているからだ。伏線なしでのオーバーテクノロジー(つうか変な魔法)登場や、
ボス格のキャラが十数ページに渡るモノローグで話の種明かしをしてくれるなど、凡百の作家には
とても怖くて真似できない斬新な手法が満載。
しかも、真に恐るべきは、300ページ弱に及ぶその物語はすべて「序文」に過ぎないということだ。
本編はわずか3ページ、そこには作者の真意が凝縮されており、必見(立ち読みでもいいから)。
発売直後のスレの伸び方でもその破壊力はうかがえる。ちなみに2006年1月現在、電撃第11期の
作家で2スレ目以降に突入しているのはこの長谷川と、双璧とも言える御影だけである。
2巻目以降はあまりの衝撃にスレでも話題が出ず過疎ってしまうほど。
あとセックルも毎回あるよ。
ひかりのまちは引用が面倒なので、褒めちぎりスレでかつて書かれた名文から察してくれ。