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黙読は、視覚的に読む。
ブロックごとに、目でとらえる、といってもいいだろう。
英文などの影響もあるかもしれないが、
このように、読点が多くても、必ずしも、読みにくいわけではない。
まあ、「読む」というと語弊がある。やはり、「見る」といったら、よいか。
目で読むときは、読点は、むしろ、たくさんあったほうがいい。
また、読みやすさ(息つぎ)を重視する、というより、
意味ごとに区切る、ために、読点は使われる。
これは修飾句が関係してくるが、この場合は、感性というよりは、理屈である。
さて、読点が多い、といえば、太宰治が思い出される。
たとえば、「斜陽」
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「読みやすい文章」と同時に、「見やすい文章」というのもある、と、心得ておくべし。
音読に頼るのもよいが、あまり音読に頼ると、読めない小説も出てくる。
十分に、気をつけたし。