10/01/03 18:02:22
・プロット
彼氏と別れた女の子はやけっぱちになり、単身で樹海に入る
やっぱり恐くなったので戻ろうとするが、道が分からなくなってしまう
突然の雨に打たれ途方にくれる彼女の前を、一匹の猫が通り過ぎ、枝葉で隠れていた洞窟へと入っていく
彼女もその洞窟へと入る。一人と一匹でなんとなく気まずい空気だったが、猫は彼女に懐く
彼女は猫に話しかける。彼氏に告白した時のこと、デートした時の事、キスをしたときの事。楽しかった思い出
それがいつからか、彼はデート中も上の空。話しかけても生返事。
買い物の時なんて、目はきらきらしていたけれど、自分じゃない誰かのプレゼントを選んでいることが雰囲気で分かってしまう
だから、別れた。
猫は嫌がりもせず、涙をぽろぽろと流す彼女に抱かれ、じっとしていた
彼女の心と身体を温めるために
女の子は目を覚ました。いつの間にか眠っていたようだ。雨が上がっていた
彼女の腕の中に居たままだった猫は、彼女に挨拶するかのように大きくにゃあと鳴く
おはよう、と答える女の子。それと同時に、洞窟の入り口からぬれた足音がする
女の子が振り向くと、そこには別れた彼氏がいた。彼は、よかった、見つけた、と安堵の声を漏らす
笑顔を見せる彼と、涙を零す彼女
そして、全身で喜びを表現するかのように、雨上がりの木漏れ日輝く中で。彼と猫は抱きしめ合った
Happy end!