09/09/02 09:17:32
加藤ブログ
>漫画の殿堂
アニヲタに国立漫喫をくれてやるだけ、という批判が圧倒的に多かったようだけど、これについては「なぜ日本の浮世絵は、日本国外の博物館が多く所蔵しているのか?」と通じる話で、
当時娯楽品・消費品(今の雑誌や漫画やアニメと同じ)だった浮世絵に、当時の日本は何の価値も見いださなかった為、輸出品の瀬戸物の包み紙としてそれらは欧州へ流出。それが海外で評価されるようになってから慌てて国内でも浮世絵の保護、価値が叫ばれたが、
時既に遅く版木の殆どは再利用されたり薪として燃やされてしまっていた……というケースのまるごと再来になるだろう、と言われている。セル画はもちろん、マスターフィルムまで残っていないのが日本のアニメの現状で、その価値は日本以外の国々で決定されており、
当の日本人はむしろ「価値の低いもの」と蔑んでいる。
この構図は今後どういったメディア商品が登場しても引き継がれる気がする。
いいのかな、それで。と思わないでもないけどこれが民意なので、これから民主党政権下で起こる様々な不便は、有権者の多数がそれを望んだ結果として、黙って従わなければならんというお話。
みんなが、「それがいい」と望んだことに、それを望まなかった人も従うのが民主主義なので、今後も決定には従うつもり。