09/09/20 07:31:48
むかし、シェイクスピア作品の翻訳で有名な社会思想家の福田恒在先生が書いた
「盗作ノススメ」という文章をどこかで読んだことがあって、ずっと心のバイブルにしてる。
だいたいだけど、
著作権とかいうものができてから文学はつまらなくなってしまった。
シェイクスピアもそうだし、昔の人はみんな過去の作品を自分なりに解釈し料理し直して作品を書いてきた。
みんなに愛される作品ほど何度も何度も引用され、繰り返し作り直された。
だからこそ原作をのり超えて、どんどんすごい作品が書かれていった。
それが今オリジナリティばかり追及するようになってから、すっかりスケールが小さくなってしまった。
本当はみんなもっと盗作すべき。そしたら原作を超えるすごい作品がどんどん出てくる。
人の作品をただ受容するんじゃなくて、「自分ならこうしてやる」と主体的に鑑賞する喜びも生まれるよ。
……みたいな内容だった。
ぱくりが怖くて何にも書けなくなりそうな気がした時に、たまに思い出すと元気になる。