09/08/24 17:52:01
>>120
そうとも言い切れないような気がする。
自分の好きなもの、親しみを感じるもの、愛着があるもの、
嫌いなもの、恐ろしいと思っているもの、嫌悪を感じるもの、
無意識の底に眠っているもの、自分では気付かない自分、
自分を取り巻く世界や、意識していないけれどその世界に存在しているもの、
そういうもの全部ひっくり返してひっぱり出してきて店先(作品)に広げたときに、
その総体としてなんとなく立ち現われてくるものが『オリジナリティ』なんじゃないだろうか。
だから手塚御大は
>「オリジナリティは書いてる本人にはわからないもので、
> ひたすら書いていくうちに周りが気づくものだ」
と言ったのかもしれない。
でも、その『オリジナリティ』っていうのを
自分を創作の安定空間に押し上げてくれる魔法の杖だと考えて捜し求めるのなら、
それはきっと見つからないんだろうなとは思う。