09/09/01 06:38:01
>>422
ぱっと思いつくのは、『アヒルと鴨のコインロッカー』で、一番最後のシーンで犬が見つかるのは二重結末だとおもう
小説や映画って、一つのタイトルの下でいくつかの物語が走るじゃん?
片方の物語がハッピーエンドになることでもう片方の物語の悲惨さを打ち消したり
主軸になる物語がハッピーエンドになるけど併走する物語が不幸に終って、その不幸さのために余韻が残ったりするのが
二重結末なんじゃないかな
マチルダは平和な暮らしを取り戻すけどレオンは死んだり
ナインティーンハンドレッドは死ぬけどトランペットは売らずに済んだり
そういうことだと思う
ていうか、書いててわかった
読者を気持ちよくさせる物語 + 読者に余韻を与える物語 = 二重結末
だ!!