09/05/12 14:12:32
少し手が空いたので書き込みます
最初に断っておきますが、このあとの文面は特定の人物にあてたものではありません
その点だけをご了承ください
わたしは真理や本質を追い求めたことはありません
ただ、追いかけているものはあります
それはわたしが個人的に考えている、理想の小説です
突き詰めれば真理や本質になるのかもしれませんが、
そのようなことにかかわる時間が惜しい、と常日頃から考えています
いつも頭にあるのは、自分の書いたものを次の自分は必ず超える、その繰り返しで理想の小説に近づくというものです
それだけを支えに書いてきました。そして、それなりの結果を得ることができました
しかし、理想の小説に近づくことはありません。近いと思えたのは初投稿で初入選を果たした時くらいで、小説とかかわる時間に比例して理想は遠のいていきました
わたしは思いあがっていました。理解した気分になっていたのです。本当の理想は途轍もない深遠にあり、若輩の自分が見通せるようなものではありませんでした
数年の間には様々な助言をいただきました。中には著名な方もいました。わたしは聞くフリをして、すべて聞き流していたのです
さらに月日を重ね、ようやく言葉の意味に向き合うことができました。それも言葉をかけてくださった人たちがいればこそ、の幸甚と言えます
わたしは今も理想の小説を追い求めています