【粘膜人間】日本ホラー小説大賞【トンコ】at BUN
【粘膜人間】日本ホラー小説大賞【トンコ】 - 暇つぶし2ch809:名無し物書き@推敲中?
09/04/03 11:56:58
内容:
「粘膜人間」
読んでいる最中、思ったことは、「次のページをめくったら、絶対に私は後悔する・・・。」ということでした。でも手を止めることができませんでした。こんなに必死で本を読んだのは久しぶりかもしれません。
でも、どんなにグロかろうが、たとえ蕎麦がしばらくは食べられなくなろうが、続きが気になる!どうしても読みたい!という気になります。
読み進めていけばいくほど、兄弟や父の真実もわかり、雷太が何故、凶暴になったかも理解できます。人間て一番怖いです。読んでて河童が一番だって思いました。
モモ太と雷太の交流は昔話を読んでいるみたいな不思議な気持ちになりました。しかし、並行して残虐でショッキングな饗宴は尽きません。そしてもうひとつの魅力は、モモ太の滑稽さでしょうね。
ところどころの台詞や単純な思考回路には何度も笑わされました。個人的には、兄弟がモモ太をおだてるシーンが好きです。ああ、やっちゃた…(苦笑)って思いました。意外に読後感は爽快でした。
個人的には、拷問のエピソードちょっと長すぎって思ったんですが、だから、蕎麦なのか…!!っていう衝撃と「髑髏」のアイディアの高さは感心します。結末は、読者の想像に任せる気なのか、続編が出るのか。
いずれにしても新人の域はとっくに超えている作家さんだなぁと思いました。
次回作「粘膜とかげ」ですか?楽しみです。

審査員の一人の林真理子さんのように不愉快とまでは感じませんでした。たいがい、林さんが不愉快に感じられるものって、好評なものが多いって思うのは私だけでしょうか?「バトルロワイヤル」とか。
グロい部分の書き方を少し軌道修正すれば、デビュー当時の 乙一に迫るような気がします。
こんな強烈な世界観と奇天烈な設定を思いついた飴村氏は尋常ではありません、多分。




810:名無し物書き@推敲中?
09/04/03 12:10:29
第16回日本ホラー小説大賞は、総数683編(長編235編、短編448編)をご応募いただきました。
厳正な審査の結果、以下の作品が二次選考を通過し、最終候補作となりました。
本選考会は5月中旬にに行われる予定です。
※選考結果は、弊社発行「野性時代」、「本の旅人」、両誌上で発表されます。尚、角川書店ホームページでは、選考結果を速報でお届けいたします。


811:名無し物書き@推敲中?
09/04/03 17:35:40
おい、一次予選通過作が載ってるぜ。
URLリンク(ip.tosp.co.jp)

812:名無し物書き@推敲中?
09/04/03 18:06:39
>>808-810
わわわわ、ア、アンチじゃないコピペだwww
どうなったんだこのスレ住人

813:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 09:14:07
>>805

やっぱこーゆー新人賞はコネの世界か。
厳しいねえヽ( ´ー`)ノ

814:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 11:52:38
残飯はツラがホラー大賞。

815:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 11:54:30
>>811
こんなのでも一次予選通過するんだ。
よーし、おれも今年は出してみるぞ。


816:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 11:56:51
独房からか?

817:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 14:10:49
602 :名無し物書き@推敲中?:2009/04/04(土) 13:13:51
ネコ殺し
淫乱
性同一性障害
死体愛好家



やっぱホラー書きの女は基本変質者だわ




818:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 14:15:09
今年の短編は不作だったと東雅夫が言っていた
その年によって応募作のレベルは変動する


819:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 15:47:37
ホラリータ(ニコ動ver)
URLリンク(www.nicovideo.jp)

820:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 16:24:38
>>818
不作は長編。1つの箱だけで総ての箱がそうだとは決めつけられないけどな。
だが随所でアップされてる短編一次通過作品を見てると、
なんでこれが一次通過??と言いたくなるようなものばかり。

821:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 18:40:54
>>811

なんでこれが一次通過??
よし、皆で残ろう一次選考。

822:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 18:53:58
>>821
どこからどう見ても正統派ホラーですが。


そこには5人の少年少女。
覚えていることは、自分の名前と言葉だけ。
壁の中に埋め込まれたビデオカメラ。
時間がたつにつれ、一人ずつ消えていく。
そして残されたのは叫び声の入ったテープ。
助けて。出して。
でも助からない。逃げられない。
残酷な現実。戦慄の真相。
これは、すべての記録。
眼を逸らすな。

823:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 18:55:40
-00:03:21
--------------------------------------------------------------------------------
私がいるのは、長い長い、黒い廊下。生温かくて気持ちが悪い。
流れているのは、無数の顔。眼にくっきりと映らないほど小さく、そして多い。
どれも、隙間なく敷き詰められており、窮屈そうにしている。
まるで、夜空に星をたくさん散りばめて昼のように明るくしたような、天空だ。
私は、そのいくつもの顔の中の一つなのかもしれない。身動きがとれない。
廊下の後にも、前方にも、顔が並んでいる。数え切れないほどの顔が。
その中にいくつか、鼻が捻じれている顔や、眼と瞼が失われている顔もあった。
私には確かにこの場の空気を嗅ぎ取る鼻があって、無数の顔が見えるのだから、多分、どこにも異常はないのだろう。
そしてきっと、私は数え切れないほど多くの顔の一つだ。
廊下の先に進むにつれて、散りばめられた星たちは徐々に暗みを増していく。
何処へ向かっているのだろう。
突然、リズムが崩れる。急に流れが遅くなる。
私、そして無数の顔が進行する速度もリズムに従って少し遅くなり、
やがて敷き詰められた顔は少しずつ拡散していく。
そしてその顎から何かが生えてきて、四肢のようなものが生まれる。
顔の窪みに埋まった眼は閉じている。とても安らかな顔だ。

824:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 18:57:50
やがて、私の頭の中で様々な情報が生まれる。私は今どこにいるのか、私はこれから何をするのか、私はどういう状況に置かれているのか。
膨大な情報量が脳内を支配して、その間に、さっきまであれほどはっきりと見えていた顔は、全く見えなくなってしまった。
そして私は暗い所にゆっくりと不時着した。
少しずつ明るくなっていく。天を仰いだ。光が上部から降り注いでくる。

黒い壁。それが、今眼の前にある。どんなに眼を凝らしても真っ黒で、それ以外には何も見えない。
ただ、右上に表示された時間だけが秒数を刻んでいるだけである。
そして、その隣には「REC」の文字。
その左には、長細いスプレー缶のようなものが横になっていて、「FULL」と表示されている。
数秒間、その景色が続く。その黒の続いている風景を一つ一つ切り取って保存していくように、右上の時間表示のみが秒を刻んでいくばかりである。
ようやく、上と下が分かるようになる。

「あーっ!」
 突如、闇を切り裂くような女の悲鳴が響いた。
それと共に、立ち止まっていた烏が飛び退くかのように画面から黒がさっと消えた。
一瞬画面がぼやけて、何がそこにあるのか分からなくなる。
だがその一秒後には、新しい景色がそこに広がる。
だが、それは電車が長いトンネルを抜けた後に見られるような明るいものでは無かった。
やはりそこにあるのは闇であって、右上に表示された数字が無機質に時が経つのを刻んでいるだけだった。
時間表示に依存してしまったようで、先ほど発せられた悲鳴も、眼の前に広がる光景もほんの少しの間だけ受け入れられなかったが、
やがて何がそこに広がっているのかが分かってきた。
しかし、自分の置かれている状況を把握することができない。
かといってこちら側では身動きを取ることもできない。
ここは、もう廊下では無い。
分かったことはそのくらいだった。

825:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 18:59:26
突然、地震が起きて棚が揺すられたような音がガタ、ガタガタガタとした。
不安を煽るような、扉を激しくノックする音にもよく似たそれだった。
ほんの二秒くらいでその音は止んで、その後何秒か経ってからまたガタガタと音がした。
眼の前に広がっている光景は、灰色のカーペットが敷き詰められた床。
コンクリートの壁……そしてその少し奥の方の片隅に、ゴミ袋のようなものがその身を横たえている。
いや、ゴミ袋ではない。よくよく見てみると、茶色の棒が黒から突き出ている。その黒も、長細い。

「え……ここ、どこ?」
まるで見ている側の心境と同じような一言が、画面の外から発せられた。
先ほどの悲鳴の主の声と非常によく似ている。恐らく本人の声だろう。
画面はまだ、ゴミ袋のような物体を映し続けている。
それから少し時間が経ってから、そのゴミ袋のような物体に近づく足が左端から現れた。
まるで一組の箸が動くように、少しずつ、恐る恐る近づく。
にじり寄る二本の箸は、悲鳴を上げた少女の足と思われた。
そして彼女はゴミ袋に恐る恐る手を伸ばす。
遠く離れているからほんとうに恐る恐る近付けているかどうかは非常に曖昧なところではあるが、手が伸びているのは分かった。
どうして彼女がゴミ袋に手を出しているのかはよく分からない。
この状況に対するヒントでも見つけたのだろうか。
その手がゴミ袋に触れた瞬間、突き出た茶色の棒が動いた。
どうやらゴミ袋と思っていたものはゴミ袋ではなくて、一人の人間だったようだ。
突き出た茶色の棒は足ということが分かった。

826:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:01:02
ゴミ袋に見えていたのは、黒い服を着ているからだったらしい。
髪を伸ばした一人の少女。それがゴミ袋に見えていたのだった。
その少女は横たわっている身体を起こした。
「ここは……」
音を拾う場所から離れているから、黒服の少女の声が小さく聞こえる。
悲鳴を上げた少女よりも幾分か低く、大人びた声だった。
悲鳴を上げた少女はしゃがみこむ。
「あたしはヨーコ」と悲鳴を上げた少女が言った。
「あなたは誰? 名前を教えて」
ヨーコがしゃがんでいるので、彼女も黒い服を着ていたことが分かった。
そしてそれはただ単に黒いわけでは無くて、制服のような感じが漂っている。
制服のような、ではなくほんとうに制服なのだろうか。

「あなたは……誰?」
「ヨーコ。それが名前。あなたの名前は?」
画面が静止したように、二人は微動だにしなかった。
いや、微妙に息継ぎが聞こえる。そのまま、何回か秒数が刻まれた。
「……アイ。あたしはアイ」
混沌とした空気の中に吸い込まれそうな声で、ゴミ袋みたいになっていた少女がそう言った。
「あたし……どうしてここに?」とアイ。
アイはまだ状況がつかめていないらしく、周りをキョロキョロと見回していた。
特に理由はなさそうだ。ただ心の中はパニック状態なのだろう。
「ごめん……分からないんだ。あたしは気がついたらここにいた。
気がついたらここで眼が覚めて……それから、こうなってるの。
何人かここに来てるみたいだけど……ほら、アイみたいに倒れてる人がいる。見て」
ヨーコはしゃがんだまま、背後を向いた。
ヨーコとアイの他にもここにいる人が存在しているらしい。

827:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:02:50
「何人、いるの?」アイはまた消えてしまいそうな声で言った。
「多分、五人。あたしを入れて」
ヨーコは五人と言っているものの、今見られるのはヨーコとアイの二人のみだ。
暗闇の中で消えてしまいそうな二人。
ヨーコが立ち上がり、画面から捌けた。
アイはその場にしゃがんだままだった。
相変わらず、落ち着かない様子で辺りを眺め回している。

「うわあっ!?」
突然、男の声がした。ヨーコのものでも、アイのものでもない、男の声。
「ヨーコ!」膝を抱えていたアイが、突然前方に詰め寄るように四つん這いになった。
「お前は誰だ!? どうしてここにいる? 言えっ!」
男の声は荒い。まるで犬が見知らぬ人物に向かって吠えるような声だった。
そしてアイの言動からも、ヨーコの身に何らかの危険が生じていることが考えられる。
「落ち着いて!」
ヨーコが声の主に対して叫ぶ声が聞こえる。そこでアイが立ち上がった。
アイも恐らく、ヨーコの元に行くつもりなのだろう。
しばらく沈黙があって、微かに「すまない」という声があった。
聞きとれるか聞き取れないかのギリギリの声だった。

「あたしはヨーコ」ヨーコは男に対して話しかけているようだ。
「あなたは?」
「……シオ」と、か細い声が返ってくる。さっきの犬のような声とは真逆の声だった。
「シオ」以前にも何か言おうとしていたようだったが、聞き取ることはできなかった。
「トシオ……敬称略だけど、いいね?」
「敬称なんていらない」
どうやら男の声はトシオ、という名前らしい。

828:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:05:37
「ううっ……」
また、近くで別の声がした。
「あれ……みんなは…ここは……」
これも男の声だった。ただ、さっきのトシオとかいう獣のような声とは違い、
澄んだ、声優のような綺麗な声だった。
「眼が覚めた?」とヨーコ。「名前を教えて」
画面の左端で、黒いものがもぞもぞと動く。
トラッキングすればその正体が見えそうだ。
そして、その顔がほんの一刹那だけ画面に現れ、そしてまた消えた。

「どこだ……」
画面に現れた顔の声の持ち主が立ち上がったようで、
最初にヨーコがいた場所を二本の黒い箸がテクテクと行くあてもなく歩く。
そう思われたが、どうやら壁を伝って歩いているようで、
最初アイが寝そべっていたところまでゆっくり歩いていった。
「何を探してるの? 名前を教えて」ヨーコが問いただす。
「名前……だと? そう簡単に教えるものか」男はゆっくりと振り返る。
どうやら黒い学ランと黒ズボンを着ているようだった。
第一ボタンと、第二ボタンが外れており、その間から色シャツが覗ける。
「まず……そっちの名前から教えてもらおう」
「ヨーコ……」風前の灯火のようなアイの声。
「そう、あたしはヨーコ」とその名前を持つ少女が言った。
「これであなたが名前を教えてくれればフェア。どう?」

829:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:06:58
「ケイタ」と画面に映し出された男が言った。
声に似つかず、どこか幼い印象を受ける顔立ちだった。
「もちろん、これは仮名だ。本当の名前はケイタじゃない」
「本当の名前……?」ヨーコの声。
「あれ……? どうして、思い出せない? あたしの名前は確かにヨーコ……でも、苗字は?」
それを聞いていたケイタは薄気味悪い笑みを浮かべる。
「ほらな……何も思い出せないんだ。辛うじて覚えているのは自分の下の名前、それから言葉のみ。それ以外は欠落している」
ケイタはどういうことか、この場所にいながらにして他の三人とは違い状況を大まかに把握できているようだった。
「俺が覚えているのは、元の名前が除去されて、新しい名前が与えられたってこと……
それから確かに、生きてたってことだ」とケイタ。
「いつ、そんなことが分かったの?」今度はアイがそう言った。
アイもこの場で消極的でいてはならないということを悟ったのだろうか。少し大きめの声だ。
「さっき分かったことだ。ヨーコ、あんたに起こされてから今までの時間で分かった」
ケイタは顎をしゃくった。
「そっちに倒れてる奴は? 起こしてやれよ」
「……分かった、起こす。でも、ケイタ、主導権があなたにあるわけじゃないから、勘違いしないでね」とヨーコ。
「十分承知の上さ。俺たちは助けあわなきゃいけない」そう言ってケイタは腕を組んだ。
テレビを見ているかのような、無機質な眼線をヨーコに向けている。
この部屋にはヨーコ、アイ、トシオ、ケイタ、それからもう一人、存在しているらしい。
「んん……」喘ぐような、いやらしいような声が、部屋のどこかから聞こえた。
ヨーコの声とも、アイの声とも異なる、やや低めの声だった。
それに続いて、「気がついた?」というヨーコの声。
「ここは……」
「ここがどこか、あたしたちもよく分からないの。落ち着いて。あなたの名前を教えて」
何人かに聞いて回っているうちに、すっかりと状況説明の手順を身につけてしまったらしいヨーコ。
主導権はむしろ彼女にあるのかもしれない。
「あたしは、カナ」
弱弱しい声だった。先ほどの喘ぎ声の正体はカナという少女だということが分かった。

830:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:08:44
「よし、これで全員揃ったみたいだな」
ケイタは組んでいた手を解き、膝に当てて前傾姿勢になった。
そしてまた背を起こす。そして手を腰に当てて、やや攻撃的な姿勢をとった。気だるい表情だ。
そのケイタの元に、トシオが歩み寄って来たのが画面を見ていて分かった。
それに続き、ヨーコやアイも画面の中に入ってきた。
「何も分からない……って訳じゃない」と、それまで無口だったトシオがぼそりと言った。
「少しは分かってるんだ」
「何を知っている?」
「俺も本当の名前は思い出せない……ただ……俺は生徒会長をしていた。学校にいた時は。
自分で言うのもなんだが、成績はトップクラスで……」
こんな状況においてもはきはきとした口調で喋る様を見ていると、
彼が生徒会長をやっていたらしいことがよく分かる。
しかし誰もリアクションをとれない。

「そうだ、それよりも重要なことがある。俺たちは全員、同じ学校の生徒だ」
「同じ学校の生徒? それって……」と、ヨーコは全員を見渡す。
確かに、全員制服らしき装いをしているのが、こちらから見ていても分かる。
「確かに、これって……何か関係がありそうだね」ヨーコは自分の服のポケットをまさぐる。何かを探すように。
その時、カナと名乗った少女も画面の中に入って来た。
他の四人と比べてみると、少しだけ背が低く見える。
「ところで、さっきからぶつぶついろいろ言ってるみたいだけど、
ヨーコ、お前は?」ケイタが吐き捨てるように聞いた。
「あたしは……ダメ。自分の名前しか思い出せない」
「どんな小さなことでもいいんだ。教えてくれないか」
ヨーコは喋り出すに喋り出せないような微妙な表情を浮かべている。

831:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:10:29
「あっ、あたし……」カナだった。
「少しくらいなら、知ってることがあるよ」
「それは?」ケイタは相変わらず、冷静沈着としていた。
「知っていること……あたしたち、みんな知り合い……ってこと」
言葉をうまく選べていないように思える一言だった。
状況が状況だから無理もないのかもしれないが。
「みんな知り合い? それってどういうこと?」ヨーコがカナに詰め寄る。
「……分からない。でも、そんな気がする……」
「分からない、それでもいい」とケイタの声。
「何か手掛かりがあるはずなんだ。誰か……そこのドアに鍵がかかってるかどうか確かめた奴はいるか?」
そう言って、ケイタは画面の左の方を向く。
「開かなかったよ」とヨーコが答えた。
「みんなが起きる前に、確かめてみたの。でも……駄目だった。開かなかった」
とすると、最初聞こえたガタガタという音は、ヨーコが扉を揺すった音だったのだろうか。
最初はその扉も開いたのだろう。五人を生きたままこの部屋に入れるためには、そういう手段を用いる必要がある。
「ケイタ、落ち着いて考えるべきだ」とトシオ。
「どうすれば俺たちがここから抜け出すことができるのか……このままここに閉じ込められていたら、いずれは死んでしまう」
「……だが分からん」
「何が、だ?」
「俺たちがどうしてこんな場所に閉じ込められたか……いや、どうしてこんな場所にいるのか。
そして何故、記憶が一部だけ残されているのか。まるで俺たち、試されてるみたいじゃないか」
「そう言われれてみれば……そうだね」ヨーコが答えた。
「とりあえず俺たちがまず考えなければならないのは、出なきゃいけないってことか、ここから」
トシオはヨーコがそうしていたように辺りを見回した。

832:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:11:59
「ん? あれは?」
辺りを見回していたトシオは、何かに気づいたようにこちら側を指差す。
こちら側の存在に気づいたのだろうか?
「本当だ。壁が黒くなってる部分がある。ひょっとしたら、スイッチのようなものかも知れん」
ケイタを前にして、トシオもこちら側に向かってくる。二人とも、表情は険しかった。
ケイタは双の眼を細めて、疑念の色をこちら側に呈していた。
「これ……スイッチじゃなさそうだな」そう言ったトシオの後ろから、ヨーコがやってくる。
「何なの?」
「ダンボールだ!」ケイタは触れてみたのだろうか。ダンボールであるならば、感触か見た目ですぐにそれであると判断がつく。
「これ……破れそうだ」
ベリッ、という音がした。ダンボールが引き剥がされる音だ。
多分テープか何かで貼り付けられていたのだろう。
ダンボールが引き剥がされると、壁の中に入っていたものが明らかになる。
「何だこれ?」
ケイタがそう言ってから、画面が揺れた。
耳の深いところを耳かきで引っ掻いたような音とともに、画面が大きく傾き、
これまで映っていなかった部分が映される。
その映っていなかった部分というのも、今まで見えていた光景とさほどの差は無かった。
ただコンクリートの壁と、灰色の床が眼前に広がっているだけだった。

833:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:14:43
「ビデオカメラ? いったい何が目的なんだ?」ケイタの顔が大きく映し出される。
「これ、しかも……録画されてるじゃないか、よく見たらさ」
「録画?」後ろからヨーコの声がした。「もしそうだったら、早く停止してよ」
「停止しろと? そりゃまたどうして」ケイタの代わりに、トシオが返事をする。
「誰かに監視されてるってことじゃない? しかも何かを残そうとしている……
あたしたちがこれから何か問題を起こしたら、全部テープの中に録画されるってわけじゃん? 
それを何かの証拠にでもされたら……脱出後も、いろいろ面倒なことになる。
こんな状況で撮ろうってことは絶対そういうことだよ」語尾に、小さい声で
「もちろん、あたしたちの脱出が先決だけどね」と付け加えた。
「待てよ、ヨーコ? それを言ってしまった時点で、俺たちは何らかの問題行動を起こす可能性が高いと考えられるじゃないか」とケイタ。
「じゃあ、後でそのテープを壊してしまえばいいじゃん。早速さあ、中からテープを出そうよ」とヨーコ。
「待って……これ、とりあえず録画は止めるけど、壊さない方がいいんじゃないかな」
トシオがまたビデオカメラを持ち上げたようで、画面が揺れた。灰色の床が大写しになる。
「どうして壊さないの?」
「だって、これ、もしかしたら過去の映像に脱出のヒントが残されてるかもしれない。
ずっと録画されてたんだろ? 俺たちは確かに連れ去られて……」
「待て。連れ去られたってどういうことだ?」
また、ケイタの、疑い深いような低い声がした。

834:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:16:06
「別に深い意味はないんだ。ただ、俺たちは普通の生活から離れてここにいる、ってこと。
つまるところ、普通の生活から今の状態に連れ去られた、って、そんな感じで」
トシオの口調にも、だんだん生徒会長らしい張りが戻ってきた。
彼もケイタ並みの判断力の持ち主なのだろうか。
「そうだな……」とトシオ。また画面がぐらりと揺れた。
どうやら、ビデオカメラが床に置かれたようだ。
「話が脱線した……どこまで話したっけ」
「過去の映像にヒントがあるって」やや間があってから、ヨーコが後押しした。
「そうだ、過去の映像。早速見てみよう。えっと……録画停止は……ここか」
ポーン、とクイズ番組で正解が出た時に使われそうな音とともに、
「REC」の文字が「STANDBY」に変わった。
電池の残量は相変わらず「FULL」のままだった。
横たわったスプレー缶もそのままである。
「テープの巻き戻しは……これか」声からして、どうやらトシオが操作しているらしかった。
ウィィーン、とテープが巻き戻されるような音が数秒間続く。
「あっ」トシオが、何かに気づいたような声を立てた。
「そうか……そういうことか……分かった。思い出した。俺達五人で、ここから出られる方法があった」
「えっ?」タイミングは多少ずれたが、トシオ以外全員が声を揃えて言った。
「どういうことだ?」とケイタ。
「つまり、一人ずつが……うわっ」突然、トシオが何か恐ろしいものを見たかのような声を出した。
「どうしたの、トシ……」トシオ、と言おうとしたのだろう、そんなヨーコの声。
その次の瞬間、ドサリ、と重い荷物を床に置いた時のような音とともに、
画面いっぱいに眼を閉じたトシオの顔が映った。
トシオというのは案外少し不良っぽい顔つきをしているのが分かった。
そしてトシオの顔をゆっくりと観察する間もなく、画面がいきなりパッと真っ黒になった。
最初の時と同じような、いやもしくはそれよりも暗い闇。右上の数字は止まったまま動かない。
そしてその左側に「STANDBY」の文字……。

835:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 19:18:07
その時、画面がいきなり明るくなったので思わず眼を細めてしまいそうになる。
だがすぐに瞳孔が光の入り方を調節してくれたようで、すぐにその光景に慣れた。
転がっていたトシオの顔は、もうそこに無い。
眼の前に広がっているのは、先ほど引き剥がされたと思われるダンボール、
それからコンクリートの壁と灰色の床があった。
ダンボールは茶色―表側は黒いもので覆われていたようで、
今見ているのはその裏面か―で、表面に「FRAGILE」と朱色の文字がある。
ガラス製品でも入っていたダンボールなのだろうか。
どうやら、ビデオカメラを隠していた部分は簡素な作りだったようだ。
「あれ……あたし……どうなっちゃったの?」
ヨーコの声が間近であった。
「くそっ……あっ、すまない」今度はケイタの声がした。やはりこれもそれほどの距離はない。
「あっ……大丈夫だよ」続いてアイの声。
彼女は極端に大きい声か小さい声しか出していなかったからすぐにアイだとは分からなかったが、
今度はいつも話すのに使うくらいの程良い声の大きさだった。
何が起こったのかよく分からないが、アイの身をケイタが危険に晒していたのだろうか。
「じゃあ……トシオ、早速、巻き戻したテープを再生してみてくれ」と、ケイタの声。
しかしそこで彼は何かに気づいたように「ん?」と発した。何が起こったのだろうか。
「トシオ……トシオ?」
「トシオ?」ヨーコも彼の名を呼んだ。
「トシオがいない」ケイタは小さく言った。
「あれ?」アイの声だった。「ここにあるテープは?」
「あ、ほんとだ……」とカナ。カナはおとなしそうだから、その声が発せられることも珍しく思える。
「ねえ、こっちを再生してみた方がいいんじゃない?」とアイ。
「どうして」ケイタはビデオカメラの所有権のようなものをこの場で握っているらしい。

836:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 20:14:06
URLリンク(www.e-net.or.jp)

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

長編はネットだとだるい
どっかに短編ないかしら

837:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 21:25:45
しかし、上のが短編で一次通過かよ。
おかしな文章に見えない話・・・
わけわかめ

838:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 21:29:37
>>837
閉鎖空間で生きるための戦いを強いられることになった5人は、
実は至急を目指す ○~ でしたというオチ。

839:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 22:03:23
山田路線だな


840:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 22:08:51
あとがき
--------------------------------------------------------------------------------
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を観た。
 怖いわ、すげーわ、と思った。
「CUBE」を観た。
 怖いわ、おもれーわ、と思った。
 両者を足して2で割ろうと思った。
 結果、できたのが本作「ルーム・アンド・リゾーム」である。

 実は、あのラストは最初から決まっていて、しっかりプロットしていたが、
 途中の伏線は、全部行き当たりばったりで頭の中で構築していた。
 だから「甘い!」と思われた方もおられると思う。
 だが、私はあえてそれを直さなかった。
 あのどこかにも、この作品の魅力というものがあって、私が気付いていないだけなのかもしれない。
 そういうわけで、この作品はホラー大賞に応募したままの姿で掲載させていただいた。

 …あのラストはけっこー必然性を持っててお気に入りなのですが、皆さまいかがでしょうか。
 感想等頂けると今後の執筆活動の参考になりますので幸いです。

 お読み頂き、ありがとうございました★


 それから、元1-3のみなさん!
 いろいろアドバイスをありがとう。あなたがたの助言無しでは第一次選考通過はなかったのではないかと思います。
 本当にありがとうございました(おじぎ


841:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 22:47:55
あーそうかわかった
二匹目の山田探しをしたかったわけね


842:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 22:49:43
三兄弟の文章もどうかと思ったが、これは酷い


843:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 23:13:39


700 :名無し物書き@推敲中?:2009/04/04(土) 23:11:10
「粘膜人間」の順位が変わらず
ヤスミンの新刊に続いて現在2位

URLリンク(www.amazon.co.jp)


844:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 23:16:23
読むことが苦痛に感じて、途中で断念した。
この作者さん若そうだね。


845:名無し物書き@推敲中?
09/04/04 23:36:59
また尼のランキングで一喜一憂しているバカがいるね

846:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 00:03:48
山田があんだけ売れてるんだからわからんぞ


847:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 17:38:57
>>819
今更だけどこれって銀シャリの鰻のパクリだよな


848:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 17:39:49
>>819
しかも鰻の方が面白いし。
こいつって受賞作もパクリだし、やっぱりパクリ癖って治らないわけ?
角川は受賞を取り消すべきだな。
パクリ女は死にさらせ!!!!!!!!!!!


849:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 17:42:42
鰻 和弘(うなぎ かずひろ、1983年8月31日(25歳) - )
大阪府八尾市出身。ボケ担当。立ち位置は向かって左。血液型はA型[1]。趣味は原付の旅[2]。書道六段の腕前を持つ[3]。
鰻という珍しい苗字は現在日本に6名程度しかおらず、内4名をこの鰻の家族が占めている。
鰻家では、代々ウナギを食べてはいけないという伝統の言い伝えのようなものがあり、実際食べた先祖は、
泡を吹いて倒れ心臓発作で亡くなったらしい。しかし、どうしても食べたくなったのでまず鰻の兄が「うなぎパイ」を食べたところ、泡を吹いて倒れたが、一命は取りとめた[4]。
このことがありウナギは食べられないが、アナゴは食べられる[5]。

URLリンク(ja.wikipedia.org)(%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84)


850:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 17:45:16
鰻をすっぽんに変えただけ
パクリネタをTVでやるなよキモイオカマ野郎
変な携帯小説もどきを一次通したりホラ大は終わったな
カドカワは早く別なことを始めた方がいいですよ

851:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 18:02:50
ソースもちゃんとあるしパクリってことが証明された
田辺は出版停止で本も回収されるべき


852:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 21:09:14
おれは田辺を支持する。


853:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 21:29:22
>>850
馬鹿かコイツ!
田辺の家は有名な刀工の家系で
あの話は実家に伝わってる実話なんだぞ。


854:名無し物書き@推敲中?
09/04/05 22:55:24
横書きで文章を読むと雰囲気は三割減だな。
まあそこんとこ考慮してもイマイチ。
みんな今年は頑張ろう。

855:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 01:31:31
>>854
オー!

856:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 02:37:00
干菓子のブログにスズメのインタビュー出るのはいつだ?
予告が出てから2ヶ月ぐらい経ってるぞ。

857:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 11:33:04
そう言えばインタビューしたとか書いてあったねえ
でも新刊も出てないのに何のインタビューを載せるのよ
上京すると聞きつけたからインタビューを口実に挨拶に来させただけじゃね?
東派閥から足抜けしようとしてるみたいだからな




858:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 11:50:16
>>857
足抜けって、犯罪者じゃないんだからw


859:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 12:07:50
残飯の間抜けは犯罪的www

860:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 12:14:11
派閥から足抜けって何よそれw
でも、殿下の好むテイストと段々離れてきてる気はする。


861:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 12:16:29
途中でカキコボタンを押してしまった。でも、
殿下の好むテイスト=怪談やホラーのあるべき姿
ってわけじゃないと思うし。

862:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 12:34:19
殿下の砲塔ネタやれ
諸刃の「刃」まめ

863:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 13:34:13
URLリンク(www.nicovideo.jp)

ホラリータまた瞬殺された

864:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 13:34:23
>>857
また雀野粘着が来てるのか、うざ!
なんだよ東派閥ってw
妄想乙乙だよなぁ・・・・・


865:863
09/04/06 13:56:11
しかも永久垢停止くらってしまった
ホラリータは今後全部うp出来なくなってしまった。
田辺のだけが消されないのはなぜだ?

866:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 17:10:20
品川祐さんが「品川ヒロシ」名義で原作・監督・脚本を担当した映画「ドロップ」が3日、
興行収入10億円を突破、5日までに11億6000万円に達したことが分かった。
配給会社の角川映画によると、主人公ヒロシ(成宮寛貴さん)の親友達也を演じた水嶋ヒロさんと、
歌手絢香さんの結婚が3日に発表された効果もあり、週末に客足が伸びたという。

「ドロップ」は品川さんが06年に書き下ろした小説が原作。
不良マンガをこよなく愛するヒロシが、校内最強の達也らとの出会いから、
けんかに明け暮れながら友情をはぐくむという物語。
観客動員数は94万人に達し、100万人突破が目前に迫っている。

867:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 18:27:45
なぜここでドロップなんだw?

868:名無し物書き@推敲中?
09/04/06 18:31:33
>配給会社の角川映画によると

869:無名草子さん
09/04/06 18:52:20
ホラーは昔は元気だったんだけど。
日本は世界に誇るホラー大国だった。
いつの間にか元気がなくなってきてる。


870:名無し物書き@推敲中?
09/04/07 22:29:44
角川グループホールディングスは3月26日、グループが保有するコンテンツのゲーム化推進などに取り組む
100%子会社「角川ゲームス」を設立すると発表した。テクモ元社長の安田善巳氏が社長に就任する。

 角川グループでは、角川書店、アスキー・メディアワークス、エンターブレインなどがゲームソフト開発や
販売を手掛けているが、新会社はこれらと連携。角川コンテンツのゲーム化推進や、ゲームの営業力・
プロデュース力の強化、グループ外のゲームパブリッシャーや開発スタジオとの連携などに取り組む。
ネットゲームや海外市場への取り組みも強化する。

ソース
URLリンク(www.itmedia.co.jp)


871:名無し物書き@推敲中?
09/04/07 22:31:19
日経エンタテインメントによると
角川書店社員の平均年収は1000万円超だって




872:名無し物書き@推敲中?
09/04/07 23:08:11
角川ゲームス社長が元テクモか
ハルヒガイデンでも作るのか
アルゴスのハルヒでも構わんが

873:名無し物書き@推敲中?
09/04/08 18:17:34
大石圭を舐めるな!!!


874:名無し物書き@推敲中?
09/04/08 18:21:30
大石圭は数少ない文藝賞の生き残り。

875:名無し物書き@推敲中?
09/04/09 11:35:14
>>874
佳作だろ・・・w
そんなもんプロフに書くなや。


876:名無し物書き@推敲中?
09/04/09 17:30:16
>>875
佳作にもかすらねえくせに出てくんな、アホ!


877:名無し物書き@推敲中?
09/04/09 17:34:54
寡作

878:名無し物書き@推敲中?
09/04/09 19:16:25
>>873
だれも舐めてませんよ。
呪怨で儲けて、日本映画化で儲けて、ハリウッド映画化の版権で儲けて・・・
儲け過ぎと違う?

あ、山田悠介のが儲けてるか・・・w



879:名無し物書き@推敲中?
09/04/09 20:30:55
>>878
山田悠介先生はあの歳でもう億万長者ですよ。


880:名無し物書き@推敲中?
09/04/11 03:07:43
>>840
これが一時通過かよ
一時通らなかった作品を結構見てきたけど、全てにおいてこれよりクオリティ高かった。
これじゃあホラ大の下読みが馬鹿にされるのもわかる気がするな。
慣れすぎて、奇抜なものを選んじゃうのかねぇ……。





881:名無し物書き@推敲中?
09/04/12 01:07:51
下読みも、読む事自体に疲労してて、最後までよく読まずに作品を勘違いしてるのかもね。
いざとなったら「破綻はあるが今までの作品には無いエネルギーを感じた」とでも言えばいいのだろうし。

882:名無し物書き@推敲中?
09/04/12 01:22:57
>>880
しかしあのオチは思いつかなかった。
驚愕のオチという点では曽根に匹敵する

883:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 13:50:15
野性時代に真藤の書き下ろし
三兄弟の番外編

884:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 15:20:13
真藤、もう下火。
ぜんぜん売れてないらしい・・・

885:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 15:44:53
>>884
4つも新人賞をとってそれはないだろ

886:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 15:46:21
売れてるとか
どうやって判断するんだろ

887:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 15:47:40
ポプラ社の受賞作はいつになったら読めるの?


888:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 15:49:01
>>886
どうせ比較対象が100万部超えてる本とかなんだろ


889:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 15:57:45
一昨年ブックオフで買った夜市は十四刷目のだった
あれ結局どのくらい売れたんだろう

890:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 15:59:42
>>886
書店で地図男はよく見かけるけど?

891:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 19:14:24
>>889
え、夜市ってそんなに刷ってるの?

892:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 20:32:31
今ホラ大出身で売れてるのって恒川、朱川、貴志くらいじゃないの?


893:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 23:32:39
ルージュやバチスタに比べたら…

894:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 23:42:59
>>893
それホラーじゃねーから


895:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 23:52:49
小学館文庫「ホラーを書く」の巻末を読んだら
東雅夫がホラーに執念を燃やす理由が分かるぞ

896:名無し物書き@推敲中?
09/04/14 23:55:22
恒川も朱川もホラーとしては邪道。
貴志も最近はSF寄りだし。

897:名無し物書き@推敲中?
09/04/15 00:07:29
>>886
では正統・正道といえるホラー作家は?

898:名無し物書き@推敲中?
09/04/15 00:09:54
>>896
邪道じゃねえぞ。山田や矢部がオコチャマホラーだとしたら、
朱川や恒川は大人のホラーだ。恐怖はないが肌寒いものを感じさせられる。

899:名無し物書き@推敲中?
09/04/15 00:19:49
中高年のホラーは無いのかの?


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