【粘膜人間】日本ホラー小説大賞【トンコ】at BUN
【粘膜人間】日本ホラー小説大賞【トンコ】 - 暇つぶし2ch343:名無し物書き@推敲中?
09/02/18 14:44:22
こんなものをホラーと呼べるか, 2009/2/15
By 桔梗 - レビューをすべて見る

「紗央里ちゃんの家」に次ぐ、日本ホラー小説大賞史上ワースト2の誕生となってしまった。
「パラサイト・イヴ」や「ぼっけえ、きょうてえ」の、あの硬質な日本ホラー小説大賞は何処へ消えた?
そう、選考委員を詰問したくなる程、これは余りにも酷すぎる。

「遺工(死体加工業)」なるグロテスクな道具がデンと置かれているだけで、物語や登場人物自体には狂気や猟奇は微塵もない。
だから、作品の批評以前に、そもそも、これがホラー小説なのか否かすら疑わしいのだ。

日本ホラー小説大賞では、「お葬式」の様なユーモアホラーや、「夜市」の様なファンタジックホラーなど、多彩な作品が輩出されてきた。
確かに、ホラーには定式などはないし、多種多様なホラーがあってよい。
だが、サイコやスプラッターといった、オーソドックスなホラーでないのなら、それなりに読者を納得させられる、補完的なホラー要素を描けるだけの技量が求められるのは必然である。

しかしながら、この作品は、しっかり者の長男、存在感の希薄な次男、罵詈雑言を吐きまくる三男という月並みな人間達の凡庸なドラマを、死体や極道を使っておどろおどろしく糊塗しただけの産物に過ぎない。
印象に残ったのは、こいつはスカトロジストかと思うくらいに、やたら「糞」を連呼する三男への嫌悪感くらいだ。
この作品を読了して得たものなど、それ以外には絶無である。

それよりも私は、この稀にみる駄作を、「理知」、「感心」、「さわやかな読後感」
などと評している選考委員達にこそ、ホラーをも凌駕する不気味さを覚える。
世紀の愚作・「紗央里ちゃんの家」の時の教訓が全く活かされていないのには、失望を通り越して絶望するばかりだ。
いい加減にこの方々は、自分達の識見の無さを思い知り、醜いアヒルをいくら持ち上げても白鳥になどはならないという事を学ぶべきだ。
日本ホラー小説大賞は、そろそろ選考会を人心一新しなければ、その将来はなくなるだろう。


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