08/09/20 13:15:28
誰でもよかった。
見つけたヤツを手当たり次第に唐揚にして、食う。
その後で自分も、片栗粉を激しく身に纏って煮え滾る油に身を投じて散華する。
そんな、甘美にして耽美な計画にココロ、オドル、漏れ。
油鍋を持って取り敢えず街に出てみたら、繰り返すあの、歌舞音曲。
早速ながらムカつきが最頂点に達した漏れは、手始めに、
なんだか生意気そうな、なおかつ極めてメタボッリクな腹をした
あの高名なる半人半金魚を、唐揚げにしてみた。
おいしかった。川魚のクセに意外にイけるものだな。
人生も捨てたものではないな、と感じた、八月の濡れた午後。