08/11/11 17:18:56
おれは>>431にかなり好感をもったけどな。
文章配分から、きちんと人の心に焦点を当てようとしてるのが分かったし、
いわゆる「説明過剰のディテール不足」を一番に感じたよ。
ようするに、この作品は伝えようとする心理の説明が過剰になって、その他の
工夫や演出、つまり読み手の立場で構成する意識がまだ足りない、とね。
で、あまりにも必要な材料は十分揃ってるもんだから、ついいろいろカキコするより
ちょっとばかし前後を入れ替えて、説明の仕方を小説っぽく直してしてしまったんだよ。
つまり最初に余計なことをしたのはおれなんだ。まじですまん、>>431。
とまあ俺も偉そうな事を書いてしまったけど、結局のところ順番を変えるだけでも、
けっこう印象を変える事ができるというの一番伝えたかったんだ。
ということで、おれは他の連中が言うほど悪くないと思ったぞ。こうしたある種の
「特殊な心理状態」に説得力を持たせようとするのは悪い事じゃないとおれは思うし。
ただ現状では「月の砂が枕元に現れる」という現象があまりにもイキてないと思うよ。
「月の砂」に特殊な意味を持たせたいなら、もっと砂月の心理にも焦点を当てなければ
ならないと思う。この作品の欠陥はどちらの人物が主人公なのかあいまいな点かも。