きらら携帯メール小説30at BUN
きらら携帯メール小説30 - 暇つぶし2ch285:名無し物書き@推敲中?
08/10/08 04:37:02
2004年10月に送って落選したヤツが
今頃出てきた・・・
このままデリートするのもなんだか切ないので
ここに書かせてください

【思春期】
時々俺の前に現れるまぁるい穴。
それは真っ暗で底は見えない。多分落ちたら戻れない。
俺は現れるたびそれを覗き込んでは自嘲するんだ。
あぁ、また大きくなった、闇が大きくなった。
おかしい、わはは、わらえ、わらえ。
いつかこの穴に落ちて俺は死ぬ。

穴は、現れると気まぐれに黒い霧を吐く。
視界がどんどん危うくなる中、俺は煙草をふかしながらぼんやりと憂う。
何も無い世界の中で、無形状の白だけが出口を知っているかのように膨張して黒の先に消えてゆく。
おぅい、その先に俺も連れてってくれよ。
煙を吐くたび呟いては自分を嘲う。
わはは、おかしい、おかしい、ばかがいる。
あぁ、煙草の吸いすぎで喉が痛いや。


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